抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大きな表面積を持ち,強い固定化力を有するシラノール基を持ち,かつ光透過性に優れた多孔質シリカゲルを担体として,それに光機能性発色団(PFC)を固定し,環境調和剤として利用可能な幾つかの複合材料を調製した。PFCとして紫外線吸収剤のo-ヒドロキシベンゾフェノン(Hbp)を固定したものは,その溶出および材料との反応を防止でき,4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンジルオキシカルボニル光切断性保護基を導入したシリカゲル担体は,新たに導入する官能基の量と位置を制御できる担体として利用できた。また,ジアセトキシアンチモンテトラフニルポルフィリナト発色団を固定したビーズをマイクロチャネル反応器に充填し,Et
2NHと光照射下反応させて脱メタルを行い,金属フリーのテトラフェニルポルフィリン塩基固定ビーズ(I)を得た。Iは塩化マグネシウムを共吸着させることで,CoCl
2を使用しない新タイプ湿度検出器として機能した。水不溶性のSb(OH)2tpp-Hをシリカゲルに吸着させたものは,水溶液中で可視光触媒として機能した。さらにアンチモンを安全なリンに代えた可視光触媒は,生活環境場での可視光殺菌剤として利用できた。