抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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恐竜の中でも最大級のトリケラトプス頭部について,一人でも容易に設置できる組み立て式のレプリカキットを作成した。林原自然科学博物館所有の実物化石は,長さ205cm,高さ135cm,幅135cmである。レプリカキットは19部品からなり,各部品の大きさは135cm以内,重さは3~9kg以内である。その結果,実物標本が約300kgであるのに対し,総重量は88kgに収まった。頭部(39kg)を9部品にしたのは,実物標本が9部位に分かれていたためである。頭部実物化石を部位ごとに複製し,複製品を実物化石と同じ形に組み上げ,固定する架台(10部品)を作成した。各部品の作成方法と,組み立て方を詳説した。作成以来,博物館以外の様々な場所で展示をしてきた。出張展示もできるこのようなレプリカキットは,研究成果を社会に還元してゆく上でも重要なツールになると思われる。