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J-GLOBAL ID：201002243013157971   整理番号：10A1251936

ブドウベリーの2-メトキシ-3-イソブチルピラジンとその遺伝子型依存性

2-Methoxy-3-isobutylpyrazine in grape berries and its dependence on genotype

著者 (5件)： KOCH Alfredo (Dep. of Viticulture and Enology, Univ. of California, Davis, CA, USA) ,  DOYLE Carolyn L. (Dep. of Viticulture and Enology, Univ. of California, Davis, CA, USA) ,  MATTHEWS Mark A. (Dep. of Viticulture and Enology, Univ. of California, Davis, CA, USA) ,  WILLIAMS Larry E. (Dep. of Viticulture and Enology, Univ. of California, Davis, CA, USA) ,  EBELER Susan E. (Dep. of Viticulture and Enology, Univ. of California, Davis, CA, USA)
資料名： Phytochemistry  (Phytochemistry)
巻： 71  号： 17-18  ページ： 2190-2198  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： D0116B  ISSN： 0031-9422  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2-メトキシ-3-イソブチルピラジン(MIBP)は,多くのブドウ栽培種のピーマンアロマに寄与しており,アロマしきい値は2ng/l水と報告されている。この研究の目的は2つである。1)ブドウベリーMIBPを分析する,選択イオンモニタリングモードのGC-MSと組み合わせたヘッドスペース固相マイクロ抽出(HS-SPME-GC-MS-SIM)を用いた方法の開発,2)Vitis vinifera L. cvs Cabernet SauvignonとMuscat blancクラスターの相互接木法によるブドウのMIBP生合成位置の決定。各種ブドウベリー成長段階のブドウ果汁/ホモジェネートマトリックスの可溶性固形分とpHは方法精度に影響を及ぼした。それで,標準物添加法を介した定量を用いた。開発方法を用いてモデル果汁とMIBP非含有Chardonnay果汁で測定した,MIBPの検出限界は(LOD)は0.1ng/l,定量限界(LOQ)は2ng/lであった。Cabernet SauvignonとPinot noirホモジェネートの添加物回収率は平均91~112%であり,全体的相対標準偏差は10%以下であった。この方法を用いて,29種のブドウ栽培種とCabernet SauvignonまたはMuscatブドウに接木したクラスター果実のMIBPを分析した。定量可能量が見られたのは,Cabernet franc,Cabernet Sauvignon,Merlot,Sauvignon blanc,Semillonだけであり,ブドウにおけるMIBP存在に関する遺伝的関係の情報を提供した。果実成熟時にサンプリングした,Cabernet Sauvignonブドウに接木したMuscat blancクラスターのベリーでは,MIBPが検出されなかった。接木形態に関係なく,Cabernet Sauvignonの全てのベリーでMIBPが検出された。データは,MIBPまたは前駆体がベリーに由来して,ブドウの遺伝子型に依存して生成されることを示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ブドウ ,  *GC-MS分析 ,  *遺伝子型 ,  接木 ,  品種差 ,  芳香 ,  果汁
準シソーラス用語： Vitis vinifera

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  作物の品種  (FC02020V)

物質索引 (1件)： 2-メトキシ-3-イソブチルピラジン

タイトルに関連する用語 (5件)： ブドウ ,  ベリー ,  2-メトキシ-3-イソブチルピラジン ,  遺伝子型 ,  依存性