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J-GLOBAL ID:201002243988925406   整理番号:10A0080956

カキの果実においてDkMyb4はプロアントシアニジン生合成に関与するMyb転写因子である

DkMyb4 Is a Myb Transcription Factor Involved in Proanthocyanidin Biosynthesis in Persimmon Fruit
著者 (7件):
資料名:
巻: 151  号:ページ: 2028-2045  発行年: 2009年12月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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縮合タンニンとも呼ばれるプロアントシアニジン(PA)類は,フラバン-3-オール単位の縮合に由来するフェノール性オリゴマであり,植物の保護と果実の味(主として渋味)に貢献し,カキ(Diospyros kaki)は,その果肉に豊富なPA類を蓄積している。非渋味(NA)タイプの変異体類の果実は,果実発育の初期にPA生成能力を失っているが,正常な渋味(A)タイプの果実は完熟までPAが豊富であり,NAタイプの場合には,同時にPA経路の遺伝子類の発現も果実発育の初期に終了していることを見いだした。Aタイプの品種からMyb転写因子をコードする五つの遺伝子類を単離し,その一つであるDkMyb4遺伝子の発現パターンが,AおよびNAタイプの果肉におけるPS経路の遺伝子発現パターンと同調的であることがわかった。キーウィフルーツにおけるDkMyb4遺伝子の異所的発現はPAの生合成を誘導したが,アントシアニンの生合成は誘導しなかった。カキのカルスにおけるDkMyb4遺伝子の抑制はPA経路遺伝子類およびPA生合成のダウンレギュレーションをもたらし,DkMyb4蛋白質が一部のPA経路遺伝子類のプロモーターにおけるMYBCOREシスモチフと直接結合することがわかった。これらの結果は,DkMyb4蛋白質がカキにおけるPA生合成のレギュレータとして作用しており,DkMyb4遺伝子発現の低下が,PA生合成のNAタイプ特異的ダウンレギュレーション,およびその結果としてのNA特性をもたらしていることを示した。
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分類 (4件):
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植物の生化学  ,  遺伝子発現  ,  果樹  ,  生物学的機能 
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