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J-GLOBAL ID：201002244088752847   整理番号：10A0530904

大規模数値計算の現状と今後の展開-その2 液体噴流微粒化過程の詳細数値解析

著者 (2件)： 新城淳史 (宇宙航空研究開発機構) ,  梅村章 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： ながれ  (日本流体力学会誌)
巻： 29  号： 2  ページ： 91-96  発行年： 2010年04月25日 
JST資料番号： Y0082A  ISSN： 0286-3154  CODEN： NRRGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速液体噴流の微粒化過程のスーパーコンピュータによる精密な数値解析という著者等の研究を中心に,この分野の計算機シミュレーションの現状および将来展望を行った。燃焼器の燃料噴射など,液体を霧状にするという過程で,噴射した液体の表面のどこにどのような要因で不安定が生じるか,液体本体からその構造分離が起こり液滴に変化するか,液敵径や分布を決定しているパラメータは何か,といった疑問はまだ十分解決されていないが,それに対応するためにどのような研究がされてきたかを著者等の研究を中心に解説したものである。計算機の発達に伴い,気液の界面を追跡する手法をより複雑な現象に適用することが可能になり,十分に格子点を配することで液敵生成までの詳細な過程を捉えることができるようになった。

シソーラス用語： 噴霧 ,  *噴流 ,  *微粒化 ,  *計算機シミュレーション ,  スーパコンピュータ ,  燃料噴射 ,  気液界面 ,  液滴 ,  技術展望 ,  *計算機利用 ,  *利用

分類 (1件)： 不均質流  (BC02060J)

引用文献 (23件)：

• UMEMURA, A. Atomization regimes of a round liquid jet with near-critical mixing surface at high pressure. Proc. Combust. Inst. 2002, 29, 633-640
• 梅村章. 乱流微粒化研究における微小重力実験の意義. 日本マイクログラビティ応用学会誌. 2004, 21, 293-299
• 梅村章. 噴射液の自己不安定化機構の理論的研究 (第1報 : 噴射液の不安定化に関連する表面張力波). 日本航空宇宙学会論文集. 2007, 55, 216-223
• 梅村章. 噴射液の自己不安定化機構の理論的研究 (第2報 : 分断フィードバックループ). 日本航空宇宙学会論文集. 2007, 55, 224-231
• 梅村章. 噴射液の自己不安定化機構の理論的研究 (第3報 : 短距離分断過程の一次元計算). 日本航空宇宙学会論文集. 2007, 55, 359-366

タイトルに関連する用語 (8件)： 大規模 ,  数値計算 ,  現状 ,  展開 ,  液体噴流 ,  微粒化 ,  過程 ,  数値解析