文献

J-GLOBAL ID：201002244141270590   整理番号：10A0723136

NiO又はCr₂O₃を用いたヒータ組込み触媒ユニットに基づいたVOC分解システム

VOC Decomposition System Based upon Heater-Integrated Catalyst Units Using NiO or Cr₂O₃

著者 (2件)： MAKI Atsushi (Dep. of Applied Physics, Graduate School of Engineering, Yokohama National Univ.) ,  MIZUGUCHI Jin (Dep. of Applied Physics, Graduate School of Engineering, Yokohama National Univ.)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 51  号： 7  ページ： 1361-1363 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酸化物半導体(TiO₂,NiO,Cr₂O₃など)は約350,500°Cの高温で加熱した場合著しい触媒効果を示し,その効果は半導体の熱的励起によって生じた多数の高酸化性孔の生成の見地で説明されることを以前示した。これに基づいてこの技術を用いて揮発性有機化合物(VOC)の完全除去を試みた。この研究では4層”ヒータ/ハニカム”ユニットからなる現場実施用のコンパクトな装置を組立てることにした。各ユニットはスパイラルNi-Crヒータ及び粉末化NiO又はCr₂O₃で被覆したハニカム板からなる。10l/minの流速でVOCとしてトルエンを使用して室温から500°Cの範囲で分解実験を行った。結果としてトルエン分解は100°Cで始まり,約300°Cで完了(すなわち0ppm)することが分り,それはNiOとCr₂O₃の両方で優れた分解特性を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *酸化ニッケル ,  *酸化クロム ,  加熱器 ,  *触媒 ,  *揮発性有機化合物 ,  被覆 ,  ハニカム構造 ,  流速 ,  分解 ,  化合物半導体 ,  アルキルベンゼン
準シソーラス用語： VOC【化合物】 ,  酸化物半導体

分類 (1件)： その他の触媒  (CB06123Z)

物質索引 (1件)： トルエン

引用文献 (21件)：

• BUNCE, N. Environmental Chemistry. 1991
• HE, C. Environ. Sci. Technol. 2007, 41, 6039-6045
• KIM, S. Indoor Air. 2005, 15, 317-325
• MIZUGUCHI, J. J. Electrochem. Soc. 2001, 148, J55-J58
• MIZUGUCHI, J. J. Imaging Soc. Jpn. 2004, 43, 310-312

タイトルに関連する用語 (6件)： Cr2O3 ,  ヒータ ,  組込み ,  触媒ユニット ,  VOC ,  分解システム