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J-GLOBAL ID：201002247924531116   整理番号：10A0532857

植物油脂を基盤とする高性能・高機能バイオベースポリマーの開発

著者 (2件)： 辻本敬 (大阪大 大学院工学研究科) ,  宇山浩 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： オレオサイエンス  (Oleoscience)
巻： 10  号： 6  ページ： 209-214  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： L4211A  ISSN： 1345-8949  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,化石資源の枯渇をはじめとするさまざまな環境問題に直面し,循環型社会の早期実現が求められている。高分子材料分野においても植物や動物といった再生可能資源である生物由来原料からつくられる「バイオベースポリマー」が注目されている。そこで植物油脂に着目し,その利活用を検討した。脂肪酸の二重結合を利用した不飽和基含有フェノールは酵素触媒による酸化重合により漆類似塗膜を与えた。また,植物油脂の不飽和基をエポキシ基に変換したエポキシ化油脂では無機物やテルペンとのコンポジット化により高性能・高機能バイオベースポリマーが得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *高分子 ,  *植物油脂 ,  不飽和脂肪酸 ,  フェノール類 ,  原料 ,  誘導体化 ,  ポリエステル ,  フェノール樹脂 ,  複合材料 ,  技術展望

分類 (2件)： その他の高分子材料  (YH07150C) ,  油脂の応用  (YG01040P)

引用文献 (21件)：

• 1) U. Biermann, W. Friedt, S. Lang, W. Lühs, G. Machmtiler, J. O. Metzger, M. Rtisch gen. Klaas, H. J. Schafer & M. P. Schneider, Angew. Chem., Int. Ed., 39, 2006 (2000).
• 2) S. Kobayashi, R. Ikeda, H. Oyabu, H. Tanaka, & H. Uyama, Chem. Lett., 1214 (2000).
• 3) R. Ikeda, T. Tsujimoto, H. Tanaka, H. Oyabu, H. Uyama, & S. Kobayashi, Proc. Jpn. Acad., 76B, 155 (2000).
• 4) S. Kobayashi, R. Ikeda & H. Uyama, Chem. Eur. J., 7, 4754 (2001).
• 5) R. Ikeda, H. Tanaka, H. Oyabu, H. Uyama & S. Kobayashi, Bull. Chem. Soc. Jpn., 74, 1067 (2001).

タイトルに関連する用語 (4件)： 植物油脂 ,  基盤 ,  バイオベースポリマー ,  開発