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J-GLOBAL ID：201002248720967728   整理番号：10A0243585

ルチルTiO₂(110)上の周期的ステップからの光第二高調波発生

Optical Second Harmonic Generation from Periodic Steps on Rutile TiO₂(110)

著者 (3件)： TAKAHASHI Hiroaki (School of Materials Sci., Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., JPN) ,  WATANABE Ryosuke (School of Materials Sci., Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., JPN) ,  MIZUTANI Goro (School of Materials Sci., Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., JPN)
資料名： e-Journal of Surface Science and Nanotechnology (Web)  (e-Journal of Surface Science and Nanotechnology (Web))
巻： 8  ページ： 84-88 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0016A  ISSN： 1348-0391  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らはHCOOHの吸着したTiO₂表面上のステップから,光第二高調波発生(SHG)を観察することに成功した。サンプルは(110),(15 15 4),(13 9 0)及び(671)面をもつルチルTiO₂の単結晶である。これらのサンプルについて,O₂ガス中でのアニーリング,HFエッチング,及び表面にHCOOH分子を吸着させるためのHCOOH水溶液への浸漬処理を行った。これらの表面について反射高エネルギー電子回折(RHEED)と原子間力顕微鏡(AFM)によりキャラクタリゼーションを行った。またサンプルのミスカットによって作られたステップが規則的に整列されているのが確認された。サンプル回転角の関数であるSH強度を,2ω=4.66eVのSH光子エネルギー,2°の入射角によって空気中で測定した。ステップのある表面からのSH強度は,(110)表面からのものより2から3オーダー大きい強度を示した。これらのステップした表面からのSH強度パターンは異方性であった。実験結果は,表面ステップの寄与が選択的に観察されたことを示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ルチル型結晶 ,  *酸化チタン ,  *第二高調波発生 ,  単結晶 ,  焼なまし ,  フッ化水素 ,  エッチング ,  浸漬 ,  RHEED ,  原子間力顕微鏡 ,  回転角 ,  異方性 ,  *表面ステップ ,  結晶面 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： アニーリング処理 ,  エッチング処理 ,  反射高エネルギー電子回折 ,  二酸化チタン

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  非線形光学  (BD05000T)

物質索引 (1件)： ギ酸

引用文献 (16件)：

• [1] A. Fujishima, X. Zhang, and D. A. Tryk, Surf. Sci. Rep. 63, 515 (2008).
• [2] X. Q. Gong, and A. Selloni, J. Catal. 249, 134 (2007).
• [3] A. Sirisuk, E. Klansorn, and P. Praserthdam, Catal. Commun. 9, 1810 (2008).
• [4] F. M. Hossain, G. E. Muech, L. Sheppard, and J. Nowotny, Solid State Ionics 178, 319 (2007).
• [5] C. Di Valentin, G. Pacchioni, and A. Selloni, Phys. Rev. Lett. 97, 166803 (2006).

タイトルに関連する用語 (3件)： ルチル ,  TiO2 ,  第二高調波発生