抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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少子高齢化が急速に進む日本では世界で最も早い超高齢化社会(21%)を迎え,高齢者も安全・快適に過ごせる照明環境の実現は重要かつ緊急の課題である。照明のユニバーサルデザインを普及させる有効な手段として,若年者が疑似的に高齢者の見えを体験できるシミュレーションツールが注目されている。本稿では,視覚の加齢変化について概説し,その定式化について説明する。さらに,水晶体加齢変化および老人性縮瞳の光学的シミュレーションの方法,および演色性可視化シミュレータを導入する。高齢者の視覚シミュレーションのために,加齢に伴う色恒常性を考慮した高齢者の色の見えのモデルを組み込むことが必要であった。最後に,視覚特性を考慮した視認性評価関数(VIF:Visibility Index Function)を高齢者の視認性に定量評価に適用できることを論じる。