文献
J-GLOBAL ID:201002251913078786   整理番号:10A0915261

栄養塩濃度が大幅に減少した洞海湾の貧酸素水塊と低次生産過程について

Oxygen-deficient Water Volume and Marine Lower Trophic Processes in Dokai Bay after Large Decreases in Nutrient Concentrations
著者 (6件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 29-36  発行年: 2010年08月30日 
JST資料番号: L3747A  ISSN: 1342-2758  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
九州北部に位置する閉鎖性の強い洞海湾は,窒素・リンが過剰に存在する過栄養状態であったが,1997年に全窒素・全リンの環境基準N類型が適用され,2001年には窒素負荷量の削減により基準をクリアした。本研究では環境基準の達成前後における栄養塩濃度の減少と貧酸素水塊や植物プランクトン量の変化について報告する。窒素負荷量の削減によりNH4-Nは0.97~1,590μMから0.120~63.0μMへ大幅に減少した。しかしChl a濃度は環境基準の達成前1.5~146μg L-1,達成後1.4~218μg L-1で変化していなかった。また,粒子状有機物の質や量にも変化は見られなかった。この結果から栄養塩濃度の減少が植物プランクトンの成長を抑制していないことが判った。貧酸素水塊の規模は達成前521×104m3,達成後508×104m3で変化していないが,形成期間は短くなっていると考えられた。また,洞海湾における貧酸素水塊の形成要因としては海底堆積物の影響が大きいと考えられた。これらの結果から,環境基準の達成前後で湾内の貧酸素水塊の規模や低次生産過程は大きく変化していないことが判った。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生態系  ,  プランクトン 
引用文献 (15件):
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る