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J-GLOBAL ID：201002253588293864   整理番号：10A0938589

浮遊粒子状物質の炭素分析

著者 (1件)： 長谷川就一 (埼玉県環境科学国際セ)
資料名： ぶんせき
号： 9  ページ： 452-457  発行年： 2010年09月05日 
JST資料番号： S0128B  ISSN： 0386-2178  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大気中に浮遊している粒子状物質は大気汚染物質の一つであり,人体への影響,視程の悪化や生活環境の汚染,生態系や気候システムといった自然環境・地球環境への影響などの点から,公害問題・環境問題の一因として扱われている。粒子状物質は粒径によって主要な成分も異なり,またそれは場所によって影響を受ける発生源の種類の違いにも依存するが,一般に微小粒子は無機・有機の炭素成分,硫酸塩や硝酸塩などのイオン成分が主要な成分である。浮遊粒子状物質の炭素成分は元素状炭素と炭酸塩炭素から成る無機炭素と有機炭素に大別される。炭素成分の分析法として,試料捕集,熱分離法,熱分離・光学補正法と連続型測定法について解説した。また,炭素成分分析法の比較として,熱分離法および熱分離・光学補正法の比較と元素状炭素の連続型測定法の比較について解説した。

シソーラス用語： *浮遊粒子状物質 ,  *炭素 ,  自然環境 ,  地球環境 ,  社会問題 ,  粒度分布 ,  有機炭素 ,  硫酸塩 ,  硝酸塩 ,  試料採取 ,  分離 ,  補正 ,  連続計測
準シソーラス用語： 環境問題 ,  元素状炭素 ,  無機炭素

分類 (2件)： 大気中の汚染物質の各種分析  (CC08060A) ,  粒状物調査測定  (SB03060E)

引用文献 (14件)：

• 中央環境審議会大気環境部会微小粒子状物質環境基準専門委員会. 微小粒子状物質環境基準専門委員会報告. 2009
• 長谷川就一. エアロゾル研究. 2006, 21, 312
• NEUSUSS, C. J. Geophys. Res., D. 2000, 105, D4, 4513
• 微小粒子状物質対策検討会. 浮遊粒子状物質汚染予測マニュアル. 1997, 356
• CHOW, J. C. Atmos. Environ., A. 1993, 27A, 1185

タイトルに関連する用語 (3件)： 浮遊粒子状物質 ,  炭素 ,  分析