抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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波状摩耗の検査は,線路巡回時の簡易的な測定が一般的であり,この結果に基づき,必要に応じてレール削正やレール交換が実施され,波状摩耗が除去されているが,線路全体を目視によって管理するのは困難である。そこで本研究では,従来から提案されている軸箱加速度による方法に加えて,車上で比較的容易に測定可能な車内騒音および車体加速度の3種類のデータを同時に測定し,それぞれの波状摩耗検出精度について比較検討を行った。その結果,地上測定を行わなくても,車上で測定されたデータを用いることによって,波状摩耗の発生区間を検出し,おおよそのその波高を推定できることが分かった。さらに波状摩耗の検出に関して,従来一般的であった軸箱加速度に加えて,車上で比較的容易に測定可能な車体加速度および車内騒音からも比較的高い精度で検出できることが分かった。