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J-GLOBAL ID：201002253976005730   整理番号：10A0059189

骨材除去後の廃コンクリート微粉末と鋼材錆び除去後の廃塩酸からの素材分離

MATERIAL SEPARATION FROM WASTE CONCRETE FINE POWDER AND WASTE ACID WATER

著者 (6件)： 竹本喜昭 (清水建設 技研) ,  新島瞬 (東京工大 大学院) ,  榎本尚也 (九大 大学院工学研究院) ,  赤津隆 (東京工大 応用セラミックス研) ,  橋田浩 (清水建設 技研) ,  田中享二 (東京工大 建築物理研セ)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 647  ページ： 1-6  発行年： 2010年01月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 前報で示した素材分離プロセスを利用して廃材として処分される廃コンクリート微粉末と鋼材錆び除去後の廃塩酸から再利用可能物質を抽出する素材分離法を開発し,その有効性を検証した。この検討の主な結果は以下の通り。1)前報提示のプロセスの問題点であった最終溶液の処理について改良を加えた結果,最終溶液の環境負荷を削減できた。2)鋼材の錆除去後の廃塩酸におけるケイ酸塩・炭酸カルシウムの回収率は廃コンクリート粉末量の増加に従って高まるが,過度の混入は素材分離効率の低下を招く。3)この実験の範囲では,廃塩酸50mlに対して廃コンクリート微粉末10.0kgの組合せが適当である。

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート ,  *リサイクル ,  *分離 ,  微粉体 ,  廃酸 ,  コンクリート ,  *利用 ,  *再利用
準シソーラス用語： コンクリート微粉末 ,  *素材分離

分類 (3件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  金属材料  (RA06044P) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (5件)：

• 1) 内山伸,黒田泰弘:加熱すりもみ処理したコンクリート微粉末に関する研究(その1 微粉末の製造条件および基本特性),第47回日本学術会議材料研究連合講演会,pp.261-262,2003.10
• 2) 竹本喜昭,橋田浩,黒田泰弘,榎本尚也,赤津隆,田中享二:骨材除去後の廃コンクリート微粉末からの素材分離,日本建築学会構造系論文集,第73巻,第633号,pp.1891-1898,2008.11
• 3) 飯塚淳,藤井実:廃セメントのリサイクルによる廃棄物・二酸化炭素排出量削減プロセス,日本建築学会総合論文誌,No.1,pp.87-92,2003.2
• 4) 山田興一ほか:アルカリ土類金属を利用した新規CO₂炭酸塩固定化システムの開発,RITE科学研究グループ,2006
• 5) 樽谷俊和:水中におけるケイ酸に関する研究(第2報)ケイ酸コロイドの生成と平衡値について,日本化学雑誌77,pp.1721-1727,1956

タイトルに関連する用語 (6件)： 骨材 ,  廃コンクリート ,  微粉末 ,  鋼材 ,  塩酸 ,  素材