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J-GLOBAL ID：201002255704839660   整理番号：10A0561778

浅海底活断層の縦ずれイベント指標としての電気伝導度・初磁化率・粒度組成の有効性-桑名断層を例にして-

著者 (3件)： 鳴橋竜太郎 (千葉大 大学院理学研究科) ,  須貝俊彦 (東大 大学院新領域創成科学研究科) ,  中西利典 (産業技術総合研)
資料名： 活断層研究  (Active Fault Research)
号： 32  ページ： 27-39  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： L2045A  ISSN： 0918-1024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 桑名断層を横断して掘削された群列ボーリングコアを対象として電気伝導度・初磁化率・粒度組成の変化から,これらが等時間面の基準であるとともに,断層活動の結果生じた環境変化の直接的な指標であるか否かを検討した。本研究ではまず,これらの指標の変動の特徴を記載し,次に堆積曲線・標高差曲線から読み取られた断層イベント層準と各指標値との対応関係を検討した。その結果,電気伝導度などがイベント層準の認定に有効であることを示した。また,断層イベントによって浅海底に出現した断層崖の埋積プロセスのモデルを提出した。

シソーラス用語： *海底堆積物 ,  *活断層 ,  電気伝導率 ,  磁化率 ,  組成 ,  *断層 ,  *地形要素
準シソーラス用語： 崖 ,  *桑名断層 ,  *初磁化率 ,  *断層崖 ,  *電気伝導度 ,  *粒度組成

分類 (2件)： 地球内部物理学一般  (DC03010P) ,  地震活動  (DC03030L)

引用文献 (23件)：

• 地質調査所活断層研究グループ, 2000, 近畿三角帯における活断層調査--主要活断層の活動履歴と地震危険度--. 第四紀研究, 39, 289-301.
• 福沢仁之, 1995, 天然の「時計」・「環境変動検出計」としての湖沼の年縞堆積物. 第四紀研究, 34, 135-149.
• 井関弘太郎・1962, 沖積平野の基礎的問題点, 名大文学部研究論集, XXIV.51-74.
• 活断層研究会編, 1991,「新編日本の活断層--分布図と資料」, 東京大学出版会, 437p.
• 桑原徹, 1968, 濃尾盆地と傾動地塊運動. 第四紀研究.7, 235-247.

タイトルに関連する用語 (9件)： 海底活断層 ,  縦 ,  イベント ,  指標 ,  電気伝導度 ,  磁化率 ,  粒度組成 ,  有効性 ,  桑名断層