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J-GLOBAL ID:201002259994560103   整理番号:10A1072424

フコキサンチンは糖尿病/肥満KK-Ayマウスの白色脂肪組織におけるアディポサイトカインmRNA発現を調節する

Fucoxanthin regulates adipocytokine mRNA expression in white adipose tissue of diabetic/obese KK-Ay mice
著者 (8件):
資料名:
巻: 504  号:ページ: 17-25  発行年: 2010年12月01日 
JST資料番号: B0023A  ISSN: 0003-9861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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食用ワカメに見出される海洋カロテノイド,フコキサンチンは,糖尿病/肥満KK-Ayマウスで白色脂肪組織(WAT)重量増加および高血糖を抑制するが,痩身C57BL/6Jマウスでは,これらパラメーターに影響しない。フコキサンチンを与えた,KK-Ayマウスの性腺周辺と腸間膜WATでは,インシュリン耐性を誘導すると考えられている,単球走化蛋白質-1 (MCP-1)および腫瘍壊死因子-α(TNF-α)のmRNA発現量は,対照マウスと比べ著しく増加した。KK-Ayマウスとは異なり,フコキサンチンは,痩身C57BL/6JマウスのWATでは,MCP-1とTNF-α mRNA発現を変化しなかった。WATでのインターロイキン-6 (IL-6)およびプラスミノーゲン活性化剤阻害剤-1 mRNA発現量も,KK-Ayマウスではフコキサンチンにより低下した。分化中の3T3-F442A脂肪細胞では,WATに見出されるフコキサンチン代謝物である,フコキサンチノールは,TNF-αが誘導するMCP-1とIL-6 mRNA過剰発現および培養液への蛋白質分泌を抑制した。加えて,フコキサンチノールは,TNF-α,誘導一酸化窒素シンターゼ(iNOS)およびサイクロオキシゲナーゼ-2 (COX-2) mRNA発現を,パルミチン酸で刺激したRAW264.7マクロファージ様細胞で低下した。これら所見は,フコキサンチンがWATでインシュリン耐性に関わる炎症性アディポサイトカイン,iNOSおよびCOX-2のmRNA発現を調節し,糖尿病/肥満KK-Ayマウスで特別な影響をするが,痩身C57BL/6Jマウスではしないことを示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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カロチノイド,その他のテルペノイド  ,  細胞構成体の機能  ,  遺伝子発現  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 
物質索引 (1件):
物質索引
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