文献

J-GLOBAL ID：201002260155256936   整理番号：10A0240252

暗期開始時の短時間昇温処理によるアフリカンマリーゴールドの開花反応促進

Acceleration of Flowering Response by Short-term Heat Treatment at the Beginning of the Dark Period in African Marigold

著者 (8件)： 道園美弦 (農業・食品産業技術総合研究機構 花き研) ,  道園美弦 (筑波大 大学院生命環境科学研究科) ,  久松完 (農業・食品産業技術総合研究機構 花き研) ,  大宮あけみ (農業・食品産業技術総合研究機構 花き研) ,  大宮あけみ (筑波大 大学院生命環境科学研究科) ,  柴田道夫 (農業・食品産業技術総合研究機構 花き研) ,  柴田道夫 (筑波大 大学院生命環境科学研究科) ,  柴田道夫 (農水省 農林水産技術会議)
資料名： 植物環境工学  (Journal of Science and High Technology in Agriculture)
巻： 22  号： 1  ページ： 8-14  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： L1430A  ISSN： 1880-2028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 開花生理研究用のモデル植物として適しているアフリカンマリンゴールド(Tagetes erecta)を材料として,人工気象器を用いて開花反応に及ぼす暗期開始時の短時間変温処理の影響を調べた。暗期における短時間昇温処理の時間帯が及ぼす影響,短時間昇温処理時間の長さの影響及び短時間昇温処理の温度の高低の影響を調べた。12時間日長,温度22°C/14°C(明期/暗期)の制御環境下で,時間帯を変えて3時間30°Cの昇温処理を行った結果,暗期開始時の処理で特異的に発蕾までの日数が短くなった。処理温度及び処理時間を変えた実験の結果,0.5時間30°C及び3時間22°Cの昇温処理でも発蕾までの日数が短くなった。以上のように,暗期開始時の短時間昇温処理によりアフリカンマリーゴールドの開花反応促進が初めて見出された。

シソーラス用語： *キク科 ,  *開花 ,  成長促進 ,  期間 ,  短日植物 ,  温度依存性 ,  時間依存性 ,  時間 ,  *施設栽培
準シソーラス用語： Tagetes erecta ,  *マリーゴールド ,  暗期 ,  明期

分類 (2件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  植物の栽培一般  (FC01000S)

引用文献 (21件)：

• ERWIN, JE. Thermomorphogenesis in Lilium longiflorum. HortScience. 1989, 30, 940-949
• HEINS, RD. Choosing the best temperature for growth and flowering. Greenhouse Grower. 1990, 8, 5, 64-71
• MOE, R. Effect of day and night temperature alternations and of plants growth regulators on stem elongation and flowering of the long-day plant Campanula isophylla Moretti. Sci. Hort. 1990, 43, 291-305
• MYSTER, J. Effect of diurnal temperature alternations on plant morphology in some greenhouse crops-A mini review. Sci. Hort. 1995, 62, 205-215
• DAVIS, LJ. Effects of day/night temperature differential and irradiance on the flower stem quality of Sandersonia aurantiaca. Sci. Hort. 2002, 95, 85-98

タイトルに関連する用語 (6件)： 暗期 ,  短時間 ,  昇温 ,  マリーゴールド ,  開花 ,  促進