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J-GLOBAL ID：201002260232390551   整理番号：10A0945574

Al-MCM-41触媒によるカルボニル化合物のシアノシリル化

Al-MCM-41 catalyzed cyanosilylation of carbonyl compounds

著者 (4件)： 岩浪克之 (産業技術総合研 環境化学技術研究部門) ,  高橋利和 (産業技術総合研 環境化学技術研究部門) ,  坂倉俊康 (産業技術総合研 環境化学技術研究部門) ,  安田弘之 (産業技術総合研 環境化学技術研究部門)
資料名： 触媒  (Catalysts & Catalysis)
巻： 52  号： 6  ページ： 450-452  発行年： 2010年09月04日 
JST資料番号： F0319A  ISSN： 0559-8958  CODEN： SHKUAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シリカ骨格内にアルミニウムを含むメソポーラスシリカ(Al-MCM-41)が,カルボニル化合物のシアノシリル化に優れた触媒活性を示すことを見出した。活性はAl-MCM-41の細孔径に大きく依存した。Al-MCM-41の規則性細孔を機械的圧縮により完全に破壊した触媒は全く活性を示さないことから,有効な活性点がメソ細孔内に分布していると推測される。一方,²⁷Al MAS NMRで測定した6配位Al含有率と触媒活性との間には正の相関がみられた。このことから,メソ細孔内に存在する適度な歪みをもつAlサイトがルイス酸点として機能することで本反応を加速していると考えた。(著者抄録)

シソーラス用語： *シアン化 ,  *シリル化 ,  *カルボニル化合物 ,  *触媒反応 ,  *アルミノケイ酸塩 ,  アルミニウム ,  MCM-41 ,  触媒調製 ,  キャラクタリゼーション ,  MASNMR ,  X線回折 ,  昇温脱離 ,  触媒活性 ,  細孔径 ,  活性部位 ,  配位結合 ,  アルミニウム錯体 ,  Lewis酸触媒 ,  対イオン ,  反応機構
準シソーラス用語： TPD【脱着】 ,  *アルミノシリケート ,  *シアノシリル化 ,  メソポーラス材料 ,  メソ細孔

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

引用文献 (6件)：

• IWANAMI, K. Chem. Commun. 2008, 1002
• IWANAMI, K. Catal. Commun. 2009, 10, 1990
• ITO, S. Chem. Lett. 2009, 38, 700
• ITO, S. Tetrahedron Lett. 2009, 50, 2967
• VAN BOKHOVEN, J. A. J. Am. Chem. Soc. 2000, 122, 12842

タイトルに関連する用語 (4件)： Al-MCM-41 ,  触媒 ,  カルボニル化合物 ,  シアノシリル化