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J-GLOBAL ID:201002261076951358   整理番号:10A1527065

ACFナノ空間に閉じ込めたCCl4とCHCl3の二元混合の二次元融解と相転移の固体1HNMRによる研究

Two-Dimensional Melting and Phase Change of Binary Mixtures of CCl4 and CHCl3 Confined in ACF Nanospace Studied Using Solid-State 1H NMR
著者 (9件):
資料名:
巻: 83  号: 11  ページ: 1323-1332 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0450A  ISSN: 0009-2673  CODEN: BCSJA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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活性炭素繊維(ACF)に閉じ込めたCCl4とCHCl3の二元混合の二次元融解と相転移を,示差熱分析と1H広幅NMRを用いて調べた。1.1nmのスリット幅でACFナノ空間に閉じ込めたCCl4の分子集合体によって,結晶六方晶相と六方液晶相の間の相転移に相当する熱的異常の出現に成功したことが明らかになった。これらの熱的異常は,CHCl3とCCl4の混合では生じないことが明らかになった。この挙動は,CHCl3とCCl4のバルク混合の状態図とは大きく異なった。さらに,CHCl3分子の動的特性を,1HワイドラインNMRスペクトルを用いて調査した。ホッピング運動の活性化エネルギーは,純粋なCHCl3では7kJmol-1であるが,0.016モル比でCCl4中に含有したCHCl3では13kJmol-1に変化した。特に,活性化エネルギーの大幅な増加を,CHCl3の微量ドーピングで観測し,CCl4分子間で効果的な分子間相互作用があるために,CCl4の分子自己集合が,ACFのナノスリットで起こることを示唆した。CCl4中のCHCl3の存在は,ACFナノ空間に閉じ込めたCCl4の二次元融解と相転移に対して優れた不純物効果をもたらした。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機化合物のNMR  ,  相転移・臨界現象一般 

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