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J-GLOBAL ID：201002261316055380   整理番号：10A0278520

大環状ビス(N₂O₂)配位子のニッケル(II)とのメタル化によるカチオン認識の高効率調整及び自己集合の促進

Highly efficient regulation of cation recognition and promotion of self-assembly by metalation of a macrocyclic bis(N₂O₂) ligand with nickel(II)

著者 (3件)： AKINE Shigehisa (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  UTSUNO Fumihiko (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  NABESHIMA Tatsuya (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 7  ページ： 1029-1031  発行年： 2010年02月21日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 隣のサレンユニット間のアリールエーテル酸素をもつ新しいビス(サレン)タイプ大環状化合物1を設計し,ニッケル(II)とのメタル化を効率的に行なって,アルカリ金属イオンへの認識能力の劇的な増強を示し,積層凝集構造の形成を促進する二核金属ホスト2を与えた。アルカリカチオンへの1及び2の認識能力は¹H NMRスペクトルにより検討した。DSMO溶液へのNa⁺の添加により化学シフトは1では変化がなかったが,2では著しく変化した。K⁺,Rb⁺及びCs⁺では2はこれらのイオンと強く相互作用した。これらのイオンの1等量付加によりフリーの2の信号が完全に消滅し,Rb⁺及びCs⁺では自己集合と錯体形成/脱錯体形成が遅く,種々の錯体形成を示唆する結果を得た。そこで錯体形成挙動を明確にするため,ESI質量分析を行ない,種々の凝集種を観測した。

シソーラス用語： *ニッケル錯体 ,  Schiff塩基錯体 ,  大環状化合物 ,  メタル化 ,  *アルカリ金属化合物 ,  *分子認識 ,  二核錯体 ,  カチオン ,  ナトリウム化合物 ,  金属イオン ,  カリウム化合物 ,  ルビジウム化合物 ,  セシウム化合物 ,  化学シフト ,  陽子磁気共鳴 ,  エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  錯体生成 ,  *自己集合 ,  凝集
準シソーラス用語： カリウムイオン ,  サレン錯体 ,  セシウムイオン ,  ナトリウムイオン

分類 (1件)： コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y)

タイトルに関連する用語 (9件)： 環状 ,  ビス ,  配位子 ,  ニッケル ,  メタル ,  カチオン ,  高効率 ,  自己集合 ,  促進