抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ストレージ技術やネットワーク技術の進歩を背景に,データ量が急増しつつある。2007年に世界中で1年間に生み出されたデータの総量は281エクサバイトと言われている(1エクサバイト=2
60バイト)が,2011年には1,800エクサバイトに達すると予想されている。また,データの内容も多様化している。従来の情報システムで主流であった構造化データに加え,文書,画像など,いわゆる非構造化データの増加が著しい。さらに近年では,ログやセンサデータに代表される,更新を伴わない追記型のデータが増加しつつある。これら多様なデータから真に必要な情報を抽出し活用したいという要求にこたえるため,三菱電機では“データマネジメント技術”の研究開発に取り組んでいる。当社のデータマネジメント技術は,様々なデータの高速処理を行う“高性能並列情報検索技術”を基盤として,(1)販売データやセンサデータの集計検索を高速に行う高速集計検索技術。(2)様々な形式のログを一元的に管理し,イベント間の関係を抽出・管理する統合ログ管理技術。(3)文書の高速全文検索や個人情報・機密情報を高精度で抽出するテキスト検索技術。(4)データの分析を支援するデータ特性可視化技術。(5)膨大なWebページから社会動向などの知見を抽出するWebアーカイブ分析技術。などの技術からなる。また,三菱電機インフォメーションテクノロジー(株)(MDIT)から,これらの技術を活用したソリューション“データセントリックソリューションDS”が提供されている。データマネジメント技術は,ビジネスインテリジェンス,文書管理・検索,ログ管理,センサデータ管理,Web情報の分析など,様々な分野で多くのユーザーに活用されている。(著者抄録)