抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2006年5月2日早朝,神奈川県湯河原沖1kmの定置網に雌のメガマウスザメMegachasma pelagiosが入網し,5月4日13時に死亡が確認された。全長5,688mm,体重1,105.3kgの雌で,捕獲時点では世界で37番目の記録となる個体である。本個体は5月4日から9月23日までの期間,三浦市の冷凍施設に-30°Cで凍結保存された。2006年9月25日に京急油壺マリンパークの海水プール(直径7m,水深1.5m)に移して海水中で解凍し,外部形態の計測及び解剖を行った。本報告では当該個体の外部形態について述べるが,それまでの記録36個体の中で外部形態の詳述があるのは4個体(雌雄各2個体)にすぎず,新たに本個体の計測値を加え,外部形態の比較検討を行った。体表の数箇所に交尾傷(mating scars)が観察され,さらにダルマザメの噛み跡と思われる傷痕が左体側,第5鰓孔上方に見られた。(著者抄録)