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J-GLOBAL ID：201002267016986240   整理番号：10A0839321

秋季の窒素施肥量がニホンナシの耐寒性と脂質含量に及ぼす影響

Influences of Applied Nitrogen Amount in Autumn on Cold Hardiness and Lipid Content of Japanese Pear

著者 (7件)： 松本和浩 (鳥取大学農学部) ,  松本和浩 (弘前大学農学生命科学部附属生物共生教育研究センター藤崎農場) ,  加藤正浩 (鳥取大学農学部) ,  加藤正浩 (鳥取県農林総合研究所園芸試験場) ,  竹村圭弘 (鳥取大学農学部) ,  田辺賢二 (鳥取大学農学部) ,  田村文男 (鳥取大学農学部)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 9  号： 3  ページ： 339-344 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 秋季の窒素施肥量の違いがニホンナシ‘二十世紀’と‘豊水’の耐寒性と脂質含量に及ぼす影響を調査した.‘豊水’は‘二十世紀’に比べ,多肥による影響を受けやすく,施肥後,樹体内窒素の増加が著しく,耐寒性の上昇が抑制され,春季の生長も阻害された.脂質およびPC含量は‘二十世紀’に比べ‘豊水’で少なかった.両品種とも多肥処理により,脂質およびPC含量の増加が抑制され,脂質の不飽和度の上昇も抑制された.このように,窒素多肥による脂質含量や脂質不飽和度の低下が,耐寒性の低下に影響を及ぼしていると考えられた.(著者抄録)

シソーラス用語： 秋 ,  *窒素肥料 ,  *施肥 ,  *ナシ ,  *耐寒性 ,  *脂質 ,  含有量 ,  植物成長 ,  栽培管理
準シソーラス用語： 施肥量

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (21件)：

• 秋元稔万.1983.胴枯症,枝枯症の問題.p. 技120-124.農業技術体系 果樹 第3巻 ナシ・西洋ナシ.農文協.東京.
• Browse, J. 2002. Lipid metabolism. p. 247-255. In: L. Taiz and E. Zeiger (eds). Plant physiology Third edition. Sinaure. Sunderland, MA, USA.
• Gerloff, E. D., T. Richardson and M. S. Stahmann. 1966. Changes in fatty acid of alfalfa roots during cold hardening. Plant Physiol. 42: 1280-1284.
• 林 真二・田辺賢二.1991.くだものづくりの基礎.鳥取県農業協同組合連合会.鳥取.
• Haynes, C. L. and O. M. Lindstrom. 1992. Cooling and warming effects of cold hardiness estimations of three woody ornamental taxa. HortScience 27: 1308-1309.

タイトルに関連する用語 (6件)： 秋季 ,  窒素施肥量 ,  ニホンナシ ,  耐寒性 ,  脂質 ,  含量