文献

J-GLOBAL ID：201002269117025790   整理番号：10A0492455

量子ドットを用いた強度比測定方式のpHセンサ

A quantum dot-based ratiometric pH sensor

著者 (4件)： JIN Takashi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  SASAKI Akira (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  KINJO Masataka (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  MIYAZAKI Jun (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 14  ページ： 2408-2410  発行年： 2010年04月14日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 半導体量子ドット(QD)の生体画像化及び検出への利用を志向し,pHセンサの開発について,発蛍光団と組合せる場合を検討した。CdSe内核/CdZnS外殻構造の複合QD表面にフルオレッセイン(Fp)イソチオシアナートを共有結合的に係留した発蛍光団修飾・複合QD(FpQD)は,Fp部分(緑色発光,515nm;pH依存性)からQD部分(赤色発光,600nm)への蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)が生じ,発光強度比(I₆₀₀/I₅₁₅)とpHとの間にはpH6~8でpHの上昇と共に単調に強度比が減少する相関関係が存在する(pHセンサ機能)。この強度比測定によるpHセンサの特徴(Fp部分の蛍光減衰の速度論的特性など)についても明らかにした。

シソーラス用語： *pHセンサ ,  量子ドット ,  発色団 ,  セレン化カドミウム ,  硫化カドミウム ,  硫化亜鉛 ,  蛍光共鳴エネルギー移動 ,  蛍光減衰 ,  速度論 ,  ラクトン ,  スピロ化合物 ,  フェノール類 ,  無機酸エステル ,  有機硫黄化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  有機シアン化合物 ,  脂肪族アミン ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  トリペプチド ,  含硫アミノ酸
準シソーラス用語： 発蛍光団

分類 (3件)： 塩  (CD01050V) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  分光分析  (CC03012W)

物質索引 (3件)： フルオレッセインイソチオシアナート ,  γGlu-L-Cys-Gly-OH ,  N-[[[3-カルボキシ-4-(6-ヒドロキシ-3-オキソ-3H-キサンテン-9-イル)フェニル]アミノ]チオキソメチル]-γGlu-L-Cys-Gly-OH

タイトルに関連する用語 (3件)： 量子ドット ,  強度比 ,  pHセンサ