抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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乳・乳製品について,管理の対象となる微生物は,生乳では,B.cereus等,醗酵乳・乳酸菌飲料では,Candida属酵母等,チーズでは,リステリア,耐酸性の大腸菌群等,クリームでは低温細菌等,バターでは,Pseudomonas属菌等,練乳では,ブドウ球菌等,粉乳類では,サルモネラ属菌,黄色ブドウ球菌等である。製造の未殺菌工程においては,生乳受入時の品質検査と温度・時間管理が重要である。生乳中の好気性芽胞菌の芽胞数はUHT処理により低下する。充填包装工程においては,充填機が主な二次汚染源であり,対策としてESL対応機も考案されている。容器の殺菌は,低濃度過酸化水素水と紫外線殺菌を併用すると十分な効果が得られる。異常品を出荷しないために,ATP法,デジタル顕微鏡方式細菌検出装置等の簡易迅速法を導入することも有効である。