抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,H形スリットを持つダブルビーム型ロードセルの特徴を殺ぐことのない新たな過負荷防止機構溝を提案し,その有用性について検証した。これにより得た主な知見を次に示した。1)H形スリットを持つダブルビーム型はりの変形機構を用いた過負荷防止機構は,他の部品を用いた組み立て・調整工程を省けることから,その生産性が高いこと,2)先に提案したH形スリットを持つダブルビーム型ロードセルの過負荷防止機構で課題となっていた平行はり中間の剛体部での適切な厚さについては,切り欠き部厚さの8倍程度あればH形スリットを持つダブルビーム型はりの特徴となる捩れに対する抗力が十分となること,3)また感度の必要な方向への干渉を防ぐには,切り欠き部の板厚の5倍程度で十分であることから,H形スリットを持つダブルビーム型ロードセルでの平行はり中間の剛体部厚さは,切り欠き部の板厚の8倍程度あれば十分で,それ以上の厚さはセンサの感応速度に影響を及ぼすこと,4)H形スリットを持つダブルビーム型ロードセルの切り欠き部に楕円形状を用いた場合の過負荷防止作動点は,その切り欠き部全体での平均板厚を用いたH形スリットを持つダブルビーム型はりのたわみの式により簡易的に求められること。