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J-GLOBAL ID:201002272737326937   整理番号:10A0441106

腎上皮Madin-Darbyイヌ腎臓細胞ではマグネシウムが欠乏するとMEK-ERKカスケードと細胞増殖が抑制される

Magnesium deprivation inhibits a MEK-ERK cascade and cell proliferation in renal epithelial Madin-Darby canine kidney cells
著者 (6件):
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巻: 86  号: 19-20  ページ: 766-773  発行年: 2010年05月08日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:マグネシウム(Mg2+)が欠乏すると細胞増殖が抑制されて腎毒性薬物誘発性腎障害が進行が,Mg2+の役割は詳細には分類されていない。Madin-Darbyイヌ腎臓(MDCK)細胞を使用して,細胞外Mg2+の欠乏がMEK-ERKカスケードと細胞増殖に及ぼす影響を検討した。主な方法:MDCK細胞をMg2+含有培地またはMg2+遊離培地で培養した。HAタグ恒常的活性化型(CA)-MEK1とドミナントネガティブ(DN)-MEK1をMDCK細胞にトランスフェクションした。ウェスタンブロット法によって蛋白質濃度を確認した。蛍光色素mag-fla 2を用いて細胞内遊離Mg2+濃度([Mg2+]i)を測定した。WST-1アッセイによって細胞増殖を測定した。Anexin V-FITCとプロピジウムヨージドを用いた染色によって死滅細胞を同定した。主な所見:ウシ胎児血清(FCS)存在下では,Mg2+の欠乏によりリン酸化ERK1/2(p-ERK1/2)レベルと[Mg2+]iが抑制された。Mg2+の再添加によってp-ERK1/2レベルは上昇し,MEK-ERKカスケード特異的阻害剤であるU0126によって抑制された。グルタチオン-S-トランスフェラーゼによるプルダウンアッセイおよび共免疫沈降法によって,Mg2+存在下におけるCA-MEK1やDN-MEK2とERK1/2の結合が認められた。一方,Mg2+の非存在下では,CA-MEK1とDN-MEK2のいずれもERK1/2と結合しなかった。以上の結果によって,MEK-ERKカスケードは[Mg2+]iにより調節されることが示された。Mg2+]存在下では,FCS処理またはCA-MEK1処理を行うことによって細胞増殖が促進されたが,Mg2+が欠乏すると抑制された。Mg2+欠乏によって死滅細胞数は増加しなかった。重要性:Mg2+は,MDCK細胞におけるMEK-ERKカスケードと細胞増殖に関与する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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細胞生理一般 

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