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J-GLOBAL ID:201002272892895620   整理番号:10A0897456

水溶液中の木材保存剤ジデシルジメチルアンモニウムクロリド(DDAC)の分光光度分析

Spectrophotometric assay of a wood preservative, didecyldimethylammonium chloride (DDAC), in aqueous solution
著者 (3件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 314-318  発行年: 2010年08月25日 
JST資料番号: L3386A  ISSN: 1435-0211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ジデシルジメチルアンモニウムクロリド(DDAC)と4-[4-(ジプロピルアミノ)フェニルアゾ]-ベンゼンスルホン酸(プロピルオレンジ)の呈色反応に基づく分光光度分析を木材保存剤としてのDDACの測定に用いた。この分析はpH 2.9においてプロピルオレンジ液を用いて行った。プロピルオレンジの可視吸収スペクトルは510nmで最大吸収を示した。それは0から20ppmまでDDAC濃度の上昇とともに連続的に低下した。8ppm未満のDDAC濃度において線形相関が観察された。処理木材中のDDAC保持率を測定するためにこの分析法を適用し,木材抽出物のこの測定への影響を調査した。スギ,ヒノキ,カラマツ,アメリカツガの辺材および心材からの木材抽出物は,スギ,ヒノキからの心材の事例以外はDDAC測定に影響はなかった。それは実際の値よりも高い見かけDDAC濃度を示した。しかし,477nmの吸収度測定がこの過大評価を解決し,正確な値を示すこともわかった。この分析法は現行のDDAC測定法の実行可能な代替法であると結論づけた。(翻訳著者抄録)
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