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J-GLOBAL ID：201002275642833431   整理番号：10A0695945

食品のサンプリング検査に関する現状と考察

著者 (1件)： 塚越芳樹 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研)
資料名： 食品と容器  (Food and Packaging)
巻： 51  号： 7  ページ： 440-445  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： F0122A  ISSN： 0911-2278  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コーデックス委員会の加工果実・野菜部会のサンプリング計画におけるパラメータとしてAQL(Acceptable Quality Level)があり,6.5%として定められていることが多い。他にサンプリング計画の特徴を表すためのOC曲線(Operating Characteristic Curve)は検査特性曲線とも呼ばれ,縦軸に不良率,横軸にそのロットの合格率を示した曲線である。AQLとOC曲線との関連について解説した。米国におけるサンプリング法は連邦法令集に缶詰についてロットの大きさとサンプルサイズの関係が示されるが,コーデックスのものと少し異なる。日本のJAS法に基づくサンプリングはAQLを6.5をめどにしているが,ゆるい,なみ,きつい検査を切り替えた手法を定め,ロットの平均品質が高い場合に誤って不合格とする確率を下げている。その他,ロットの合格不合格の判断のやり方として定性基準型と定量基準型の適用について述べたほか,重量検査以外の化学物質の濃度や微生物の菌数のサンプリングについて略述した。

シソーラス用語： *食品分析 ,  *食品検査 ,  *試料採取 ,  農産食品 ,  缶詰食品 ,  抜取検査 ,  OC曲線 ,  国際規格 ,  アメリカ合衆国 ,  JAS【規格】 ,  化学物質 ,  微生物
準シソーラス用語： *サンプリング【試料採取】 ,  AQL【品質管理】 ,  検査特性曲線 ,  コーデックス規格

分類 (2件)： 食品の検査・取締り  (FJ01054G) ,  食品の分析  (FJ01030U)

引用文献 (7件)：

• 塚越芳樹, 渡邉敬浩, 2008, 食品のサンプリングを取り巻く状況, 食包研会報, 119, 1-11.
• 塚越芳樹, 内藤成弘, 2008, 食品のサンプリング, 食糧, 46, 13-26.
• FAO, 2008, Risk-based food inspection manual Food and Agriculture organization of the United Nations. Rome.
• 塚越芳樹, 徳田進一, 木嶋伸行 農業用地土壌微生物リスク評価のためのサンプリング法の検討早稲田大学 日本リスク研究学会第22回年次大会講演論文集pp. 149-155
• Tsukakoshi, Y., S. Naito, N. Ishida, and A. Yasui, 2009, Variation in Moisture, Total Sugar, and Carotene Content of Japanese Carrots: Use in Sample Size Determination, Journal of Food Composition and Analy-sis, 22(5), 373-380.

タイトルに関連する用語 (4件)： 食品 ,  サンプリング ,  検査 ,  現状