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J-GLOBAL ID:201002277611640280   整理番号:10A0038347

室温イオン液体における3-ブチル-1-メチル-2-フェニルアゾイミダゾリウムのフォトクロミズム

Photochromism of 3-butyl-1-methyl-2-phenylazoimidazolium in room temperature ionic liquids
著者 (4件):
資料名:
巻: 209  号:ページ: 12-18  発行年: 2010年01月01日 
JST資料番号: D0721B  ISSN: 1010-6030  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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新しく合成したイオン液体,[2PA-Bmim]Tf<sub>2</sub>N([2PA-Bmim]<sup>+</sup>::3-ブチル-1-メチル-2-フェニルアゾイミダゾリウム,Tf<sub>2</sub>N<sup>-</sup>:ビス(トリフルオロメタンスルホニル)-アミド)-イミダゾリウム,のフォトクロミズムを検討した。また,それをイミダゾリウム環に置換されたフェニルアゾ基によって特性化した。[2PA-Bmim]Tf<sub>2</sub>Nの融点は329Kである。従来の有機溶媒またはイオン液体に溶解した[2PA-Bmim]<sup>+</sup>の吸収スペクトルはUV光照射で劇的に変化するが,これは照射中のE-からZ-型への光異性化と暗所でのZ-からE-型への逆方向熱異性化によるものである。E-Z光異性化量子効率,Φ<sub>iso</sub>,を355nmレーザ光分解によって決定した。Φ<sub>iso</sub>値は溶媒粘度に僅かに依存して,3-ブチル-1-メチルイミダゾリウムPF<sub>6</sub><sup>-</sup>(η=241cP)中の0.12からトルエン(η<1cP)中の0.19に変化する。他方,逆方向Z-E熱異性化のArrheniusパラメータは溶媒に依存しなかった。異性化機構とE-Z光異性化収率が溶媒粘度に依存する理由を考察する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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