文献

J-GLOBAL ID：201002278039455049   整理番号：10A0151390

共沈法を用いた磁鉄鉱ナノ粒子合成の新規メカノ化学プロセス

Novel mechanochemical process for synthesis of magnetite nanoparticles using coprecipitation method

著者 (6件)： IWASAKI Tomohiro (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  KOSAKA Kazunori (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  YABUUCHI Tomoya (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  WATANO Satoru (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  YANAGIDA Takeshi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KAWAI Tomoji (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Advanced Powder Technology  (Advanced Powder Technology)
巻： 20  号： 6  ページ： 521-528  発行年： 2009年11月 
JST資料番号： W0255A  ISSN： 0921-8831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 従来の共沈法による磁鉄鉱粒子合成の欠点を改良するために,合成反応系として高力学的エネルギー場を用いた新規共沈法を開発した。硫酸第1鉄および塩化第2鉄水溶液の水酸化ナトリウムによる共沈から得られた水酸化第1鉄(Fe(OH)₂)および針鉄鉱(α-FeOOH)をアルゴン中で1.6-1.7°Cに冷却しつつ回転ボールミルで処理した。力学的エネルギーを,離散要素法(DEM)によってミル容器中のボール媒体挙動をシミュレーションして,数値的に解析した。種々のボールミル条件で得られたFe₃O₄ナノ粒子のサイズ,結晶度および磁化は衝突エネルギー量にかかわらずほぼ同一であったが,生成反応速度は衝突エネルギーとともに増加し,このことは熱エネルギーの場合と同様であった。反応速度は,この反応の活性化エネルギーに対応する,閾値を超えるエネルギーの衝突数に強く依存した。

シソーラス用語： *磁鉄鉱 ,  *ナノ粒子 ,  メカノ化学 ,  共沈 ,  針鉄鉱 ,  数値解析 ,  水酸化鉄 ,  粒度 ,  結晶度 ,  磁化 ,  活性化エネルギー ,  反応速度 ,  離散要素法

分類 (2件)： 反応操作(単位反応)  (XE01040I) ,  固体の製造・処理一般  (XD03021O)

タイトルに関連する用語 (4件)： 共沈法 ,  磁鉄鉱ナノ粒子 ,  メカノ化学 ,  プロセス