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J-GLOBAL ID：201002281805446139   整理番号：10A0711736

CIDNPによる多価フェノールの酸化防止活性を探る:モデル化合物から緑茶と赤ぶどう酒まで

Probing the Antioxidant Activity of Polyphenols by CIDNP: From Model Compounds to Green Tea and Red Wine

著者 (4件)： NESHCHADIN Dmytro (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  LEVINN Rebecca (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  GESCHEIDT Georg (Graz Univ. Technol., Graz, AUT) ,  BATCHELOR Stephen N. (Unilever Res. Port Sunlight, Wirral, GBR)
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 16  号： 23  ページ： 7008-7016  発行年： 2010年 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,CIDNP(化学誘起電子スピン分極)を使って,4つのモデル多価フェノールの水素引抜反応に於ける違い,左様な反応の溶媒依存性,および類似の化学が本物の飲料中で観察されるか否かを調べた。カテキン(CA),ガロカテキン(GC),エピガロカテキン(EGC),およびエピガロカテキン没食子酸塩(EGCG)からイソプロピルチオキサントン(ITX)による水素引抜反応は,AおよびB環の両方から結合解離エネルギー(BDE)によって本質的に起こった。反応度収支は,pH7.2で非水系から水性の溶媒に変わる様には変化しなかった。著者等の実験の時間尺度では,A環ラジカルからB環のそれへの転位に対する何の厳密な証拠も見付からなかったが,この工程は除外されなかった。驚くことに,緑茶や赤ぶどう酒で行われた実験から,多価フェノールは種々の付加的添加成分存在下でさえも希薄濃度で例外的に反応性である,ことを確認した。

シソーラス用語： *酸化防止剤 ,  *フラボノイド ,  *多価フェノール ,  *CIDNP ,  *酸化 ,  CIDEP ,  引抜反応 ,  溶媒効果 ,  解離エネルギー ,  経時変化 ,  モデル化合物 ,  緑茶 ,  ぶどう酒 ,  希薄溶液 ,  反応性 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  芳香族カルボン酸 ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリオール
準シソーラス用語： *カテキン類 ,  化学誘起電子スピン分極 ,  結合解離エネルギー ,  水素引抜反応 ,  赤ぶどう酒

分類 (5件)： 芳香族単環フェノール類・多価フェノール  (CF05090V) ,  付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  酸化,還元  (CF02060T) ,  アルカロイドし好飲料  (FJ06030D) ,  ぶどう酒  (FK04024X)

物質索引 (5件)： 2-イソプロピルチオキサントン ,  エピガロカテキン ,  エピガロカテキンガラート ,  カテキン ,  ガロカテキン

タイトルに関連する用語 (6件)： CIDNP ,  多価フェノール ,  酸化防止活性 ,  モデル化合物 ,  緑茶 ,  赤ぶどう酒