抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
筆者らは,沿岸漁業における生産性の向上と水産資源の持続的な利活用を目的として,情報技術を活用した水産業支援に取り組んでいる。本文では,マリンブロードバンドを運用するにあたり課題とされていた通信品質の向上とサービスエリアの検証を目的として実施した評価実験の結果と,マリンブロードバンドを活用したリアルタイム水産資源評価システムについて報告した。本研究では,マリンブロードバンドを構築する無線LANシステムとしてOWS2400を採用している。基地局から約12kmの範囲が実用的なサービスエリアであると考えられる。著者らの開発したデータロガーマイクロキューブを2009年までに留萌管内の9隻のナマコ桁曳き網漁船に設置した。マリンブロードバンドを活用してマイクロキューブに蓄積されたデータをリアルタイムで取得し,タッチパネルPCを用いたデジタル操業日誌を導入することによって,日単位の資源評価が可能になると考えられる。