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J-GLOBAL ID：201002284185172857   整理番号：10A0529922

eラーニング環境のデザインと実践運用-評価・診断システム-リズム・アクセントを考慮した日本語初学者用発音評価システム

著者 (4件)： XING Zhenlei (兵庫教大 大学院連合学校教育学研究科) ,  佐野哲也 (システムエンタープライズ) ,  山本秀樹 (労働者健康福祉機構 吉備高原医療リハビリテーションセ) ,  菊地章 (鳴門教大 大学院学校教育研究科)
資料名： 教育システム情報学会誌  (Transactions of Japanese Society for Information and Systems in Education)
巻： 27  号： 1  ページ： 39-47  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： L2602A  ISSN： 1341-4135  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 外国人留学生が手軽に利用できるリズム・アクセントを考慮した日本語初学者用発音評価システムを開発した。本稿では,まず,日本語発音のリズムとアクセント評価の前処理手順を説明し,強弱アクセント,高低アクセントの推定値の求め方を提案し,その推定値を利用した日本語発音評価システムを構築し,リズムについては,音節の間隔を横方向として図的に表示し,学習の発音が理解出来るようにし,強弱アクセントと高低アクセントを縦方向の高さとして図示し,同時に相関係数を利用した評価値で発音の質を定量的に評価することを述べた。本システムを利用して,「試験科目」の発音を対象に,日本語初学者のリズム,強弱アクセント,高低アクセントが学習によりどのように変化するかを調べた結果,リズムと強弱アクセントは学習の向上が見られたが,高低アクセントは効果が見られない例もあった。

シソーラス用語： *eラーニング ,  日本語 ,  *発音 ,  学生 ,  *CAI【計算機】 ,  CAL【学習】 ,  アクセント ,  音節 ,  間隔 ,  波形解析 ,  周波数解析 ,  *音声分析 ,  相関係数 ,  教育効果 ,  リズム
準シソーラス用語： 留学生 ,  定量的評価

分類 (2件)： CAI  (JE09000G) ,  音声処理  (JE05000E)

引用文献 (20件)：

• (1) Perkinson, R.: “International Higher Education ‘seizing the opportunity for innovation and international responsibility’”, Global 2 Education Conference (2006)
• (2) 日本学生支援機構:“平成20年度外国人留学生在籍状況調査結果”,http://www.jasso.go.jp/intl_student/data08.html(2008)
• (3) 中川聖一,牧野正三,壇辻正剛:“音声言語処理技術を用いた語学学習システム”,日本音響学会誌,Vol. 59,No. 6,pp. 337-344(2003)
• (4) 高 建斌,高橋 勇,黒岩丈介,小高知宏,小倉久和:“中国における日本語学習者日本語作文評価のための特徴抽出”,電子情報通信学会論文誌,Vol. J88 DI,No. 4,pp. 882-890(2005)
• (5) 盧 颯,山下直子,富永浩之,林 敏浩,山崎敏範:“KataLis:中国人留学生のためのカタカナ語聞き取りの弱点に着目したドリル型学習システム”,教育システム情報学会誌,Vol. 24,No. 4,pp. 323-332(2007)

タイトルに関連する用語 (12件)： eラーニング ,  環境 ,  デザイン ,  運用 ,  評価 ,  診断システム ,  リズム ,  アクセント ,  日本語 ,  初学者 ,  発音 ,  評価システム