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J-GLOBAL ID:201002285073366248   整理番号:10A0685926

ラットのBasophilic Leukemia RBL-2H3 Cellsおよびマウスの受身皮膚アナフィラキシー反応におけるIgE介在性脱か粒に対するウイスキー夾雑物の抑制効果

Inhibitory Effects of Whisky Congeners on IgE-Mediated Degranulation in Rat Basophilic Leukemia RBL-2H3 Cells and Passive Cutaneous Anaphylaxis Reaction in Mice
著者 (13件):
資料名:
巻: 58  号: 12  ページ: 7149-7157  発行年: 2010年06月23日 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ウイスキーをオーク材の樽で熟成すると,多くの不揮発性の物質(ウイスキー夾雑物,WC)が熟成期間中にオーク樽からしみ出てくる。3種の抗アレルギー性物質(syringaldehyde,SA;lyoniresinol,Lyo;およびエラグ酸,EA)をWCから分離した。SA,LyoおよびEAを処理することによって,細胞内のフリーのCa2+濃度([Ca2+]i)の上昇が抑制され,また,FcεRIの活性化に起因する菌体内ROS生成が抑制された。SAおよびLyoによる[Ca2+]i上昇の抑制,また,菌体内ROS生成の抑制は,それぞれ主としてNADPHオキシダーゼ活性の抑制,また,生成したラジカルのスカベンジングによるものであった。一方,EAは脾臓チロシンキナーゼを不活性化し,[Ca2+]iの上昇を抑制,また,菌体内ROS生成の抑制を導くことが分かった。さらに,WCはFcεRIα鎖とIgEの結合を抑制したが,SA,LyoおよびEAはこのような抑制作用は示さなかった。WCは複雑なメカニズムによってアレルギー反応を抑制するものと考えられた。WC,SA,LyoおよびEAの生体内での影響を明らかにするために,これらの化合物をタイプIのアレルギーモデルマウスに投与し,受身皮膚アナフィラキシー(PCA)反応を測定した。これらの化合物は明らかにPCA反応を抑制することが分かった。WCはアレルギー反応を改善する上で有益であることが明らかとなった。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  酒類一般 

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