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J-GLOBAL ID：201002285959430451   整理番号：10A0063471

リン資源のバイオリサイクル

著者 (1件)： 大竹久夫 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： 化学と生物
巻： 48  号： 1  ページ： 28-34  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： G0527A  ISSN： 0453-073X  CODEN： KASEAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リン資源枯渇の危機が忍び寄っている。リン資源が枯渇すれば,食糧はもとよりバイオマスもバイオ燃料も生産できなくなる。わが国はリン鉱石をまったく産出せず,国内で消費するリンの全量を輸入に頼っている。しかし,リン鉱石の枯渇と産出国によるリン資源の囲い込みは,わが国が海外からリン資源を確保することを年々難しくしている。もし十分なリン資源が確保できなくなれば,農業はもとより電子部品製造,金属表面加工,化学や食品工業などの広範な産業分野にも,深刻な影響が及ぶことだろう。このような事態に対処するためには,国内の未利用リン資源からリンを回収し再利用するシステムを早急に確立する必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： 燐鉱 ,  輸入 ,  欠乏 ,  資源 ,  再利用 ,  資源再生 ,  *リン ,  *リサイクル ,  下水汚泥
準シソーラス用語： 下水スラッジ ,  資源枯渇 ,  *バイオリサイクル

分類 (1件)： 資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (11件)：

• 1) N. Gilbert : Nature, 461, 716 (2009).
• 2) D. A. Vaccari : 日経サイエンス,9月号,88 (2009).
• 3) D. Cordell, J. Drangert & S. White : <i>Global Environ. Change</i>, <b>19</b>, 292 (2009).
• 4) 高橋英一:“肥料になった鉱物の物語”,研成社,2004.
• 5) D. A. Buckingham & S. W. Jasinski : Phosphate rock statistics, 1900-2007. http://minerals.usgs.gov/ds/2005/140/phosphate.pdf

タイトルに関連する用語 (2件)： リン資源 ,  リサイクル