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J-GLOBAL ID：201002288610091756   整理番号：10A0320517

果実エキスの保健機能効果の解明

著者 (3件)： 荒木誠士 (熊本県産技セ) ,  工藤康文 (熊本県産技セ) ,  上野華子 (熊本県産技セ)
資料名： 熊本県産業技術センター研究報告  (Reports of Kumamoto Industrial Research Institute)
号： 47  ページ： 36-41  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： G0958A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 県産果実を利用した保健機能食品開発の基礎資料とするためにナシ,カンキツ等を原料にエキスを製造し,各種成分の変化や抗アレルギー性等の機能性の変化を調査した。ナシエキス製造において,ビタミンC,糖分,酸度は加熱濃縮により単純に濃度が上昇したが,総ポリフェノール含量(乾重量当たり)は,3から4倍に増加した。DPPHラジカル消去活性(乾重量当たり)も増加し,食品中の機能性のひとつである抗酸化能の向上が可能であった。また,カンキツ(川野夏ダイダイ,河内晩柑,青島,葉ミカン,タロッコ),ナシ(新高),ブドウ(巨峰),メロン(肥後グリーン)の果汁およびエキスの抗アレルギー性をI型アレルギーの指標であるヒアルロニダーゼ阻害活性により調査した結果,カンキツ類の川野夏ダイダイは高いヒアルロニダーゼ阻害活性を持っており,エキス製造において,ヒアルロニダーゼ阻害活性を減少させることなく加熱濃縮が可能であることから抗アレルギー性などの保健機能を持った食品製造の原料として有望であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *エキス ,  *果物 ,  *機能性食品 ,  抗アレルギー作用 ,  酵素阻害 ,  多価フェノール ,  酸化防止 ,  酸化防止剤 ,  ナシ ,  ミカン科 ,  ブドウ ,  メロン ,  果汁 ,  食品分析 ,  ヒアルロニダーゼ【EC3.2.1.35-36】 ,  ヒアルロニダーゼ【EC4.2.2.1】 ,  ラクトン ,  第二アルコール ,  ポリオール ,  水溶性ビタミン
準シソーラス用語： かんきつ類 ,  ヒアルロニダーゼ ,  ラジカル消去活性 ,  *保健機能食品

分類 (1件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z)

物質索引 (1件)： ビタミンC

タイトルに関連する用語 (2件)： 果実エキス ,  保健