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J-GLOBAL ID：201002288759340112   整理番号：10A0767635

高温超伝導体のTc決定要因

著者 (3件)： 永崎洋 (産業技術総合研) ,  伊豫彰 (産業技術総合研) ,  LEE C.H. (産業技術総合研)
資料名： FSST NEWS (Forum of Superconductivity Science and Technology News)  (FSST NEWS (Forum of Superconductivity Science and Technology News))
号： 126  ページ： 12-14  発行年： 2010年07月15日 
JST資料番号： L0896A  CODEN： FSNEFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高温超伝導体の最大の魅力はその高い超伝導転移温度(T_c)にある。銅酸化物高温超伝導体,鉄ヒ素系超伝導体の基本構造はそれぞれ銅と酸素,または鉄とヒ素から構成される二次元平面(CuO₂面及びFeAs面)であり,高温超伝導はそれら基本ユニットがブロック層と呼ばれる構造を挟んで積層した結晶構造において出現する。著者らが提唱するT_c向上のキーワードは,銅酸化物高温超伝導体においては「ブロック層の化学的乱れ」であり,鉄ヒ素系超伝導体においては「鉄ヒ素四面体の正四面体性」である。ここでは,特に後者の結果について紹介した。

シソーラス用語： *高温超伝導体 ,  *転移温度 ,  積層構造 ,  結晶構造 ,  *四面体
準シソーラス用語： 正四面体 ,  *鉄ヒ素系超伝導体

分類 (1件)： その他の超伝導体の物性  (BM04025Q)

引用文献 (7件)：

• 永崎洋、柏谷聡、内田慎一: 日本物理学会誌第64巻第8号602(2009).
• H. Kito, H. Eisaki, A. Iyo, J. Phys. Soc. Jpn.77, 63707(2008).
• K. Miyazawa, K. Kihou, Parasharam M. Shirage, Chul-Ho Lee, H. Kito, H. Eisaki, A. Iyo, J. Phys. Soc. Jpn.78, 34712(2009).
• H. Takahashi, K. Igawa, K. Arii, Y. Kamihara, M. Hirano, H. Hosono, Nature 453, 376(2008).
• N. Takeshita, A. Iyo, H. Eisaki, H. Kito, T. Ito, J. Phys. Soc. Jpn.77, 75003(2008).

タイトルに関連する用語 (3件)： 高温超伝導体 ,  Tc ,  要因