文献

J-GLOBAL ID：201002289785614936   整理番号：10A0201519

マガキ成貝飼育海水へ浸漬した採苗器への幼生付着率に及ぼす幼生サイズおよび餌条件の影響

Influence of larval size and feeding on the ratio of their settlement to spat collectors presoaked in seawater containing adult Pacific oysters Crassostrea gigas

著者 (4件)： 平田靖 (広島県立総合技術研究所水産海洋技術センター) ,  平田靖 (広島大学大学院生物圏科学研究科) ,  田村義信 (広島県立総合技術研究所水産海洋技術センター) ,  長澤和也 (広島大学大学院生物圏科学研究科)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 75  号： 6  ページ： 1036-1041 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 採苗器をマガキ成貝飼育海水で予め浸漬処理すると,マガキ幼生の付着率が高まることが知られている。本研究では,幼生のサイズあるいは餌条件が付着率に及ぼす影響を調べた。採苗器の浸漬処理の結果,平均殻高 295 μm の幼生では付着率に有意な増加は認められなかったが,平均殻高 344 μm の幼生では有意に増加した。また,24 時間の付着実験中の幼生に与える珪藻の細胞密度が 0~10×10⁴ cells/mL の範囲では,密度の違いによる付着率の有意差は認められなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *マガキ ,  *採苗 ,  *付着 ,  幼生 ,  種苗管理 ,  飼料
準シソーラス用語： *Crassostrea gigas ,  餌料 ,  *生物付着 ,  体サイズ

分類 (3件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  増養殖の技術  (FH04020Y) ,  餌料  (FH04040U)

引用文献 (6件)：

• 1) 平田 靖.成貝の付着誘引効果を用いたマガキ人工採苗技術の改良.日水誌 1998; 64: 610-617.
• 2) Hirata Y, Wakano M, Matsubara D, Nagasawa K. Presoaking effects of spat collectors in seawater containing adult live diploid Pacific oysters (Crassostrea gigas) on the settlement of triploid oyster larvae. Aquaculture Sci. 2007; 55: 557-562.
• 3) 平田 靖,田村義信,長澤和也.マガキ成貝飼育海水への採苗器の浸漬条件が幼生付着率に及ぼす影響.日水誌 2008; 74: 1017-1023.
• 4) 真鍋武彦.インドフェノール改良法による海水中微量アンモニアの直接定量.日水誌 1969; 35: 897-906.
• 5) Coon SL, Fitt WK, Bonar DB. Competence and delay of metamorphosis in the Pacific oyster Crassostrea gigas. Mar. Biol. 1990; 106: 379-387.

タイトルに関連する用語 (9件)： マガキ ,  貝 ,  飼育 ,  海水 ,  浸漬 ,  採苗器 ,  幼生 ,  サイズ ,  餌