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J-GLOBAL ID:201002291241913705   整理番号:10A1002041

ショウガ根茎中の微量成分である[6]-デヒドロショウガオールはキノンレダクターゼ誘導とクルクミンのそれらに匹敵する消炎作用を示す

[6]-Dehydroshogaol, a minor component in ginger rhizome, exhibits quinone reductase inducing and anti-inflammatory activities that rival those of curcumin
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巻: 43  号:ページ: 2208-2213  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: D0633A  ISSN: 0963-9969  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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第二相酵素誘導のバイオマーカであるキノンレダクターゼ(QR)誘導活性がマウスのヘパトーマ細胞(Hepa1c1c7)バイオアッセイを用いて粗ショウガ根茎エタノール抽出物中に検出された。酢酸エチル分配画分はCD値7μg/ml(QR比活性を2倍にするのに必要な濃度)を持つQR誘導活性に富み,シリカフラッシュクロマトグラフィーによりさらに分離された。回収した4つの主画分は,QR誘導活性に関し,範囲10-20μg/mLのCD値を示した。1H NMR分析は最初の3画分中の豊富なギンゲロールを明らかにし,[6]-ギンゲロール及びショウガや他のスパイスからの構造的に関連するバニロイドにおけるQR誘導及び消炎作用の相対評価に導いた。新鮮なショウガの微量成分である[6]-デヒドロショウガオール(DHSG)は,有名な癌予防物質であるクルクミン(CD=4.3μM)に匹敵するQR誘導活性(CD=8.4μM)を有した。対照的に,ショウガの主要な辛味成分である[6]-ギンゲロールはQR誘導活性(CD=55μM)が弱く,カプサイシンは最も弱い誘導活性(CD=103μM)を示した。[6]-ショウガオール,[6]-DHSG及びクルクミンも酸化窒素(NO)合成の強力阻害剤であり,10-12μM(IC50値)の水準で活性化マクロファージにおけるNO発生を50%阻害した。比較してみると,[6]-ギンゲロール及びカプサイシンのIC50値はそれぞれ90μM及び169μMで約1桁大きかった(より強力でない)。本報は[6]-DHSGの生物活性とショウガオール及びギンゲロールの第二相酵素誘導能に関する最初の報告のように見える。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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植物の生化学  ,  食品の化学・栄養価  ,  野菜とその加工品 
物質索引 (5件):
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