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J-GLOBAL ID：201002293232100451   整理番号：10A1146302

ZrO₂でドープしたペロブスカイト型LaYO₃における酸化物イオン伝導

Oxide Ion Conduction in the Perovskite-type LaYO₃ Doped with ZrO₂

著者 (2件)： ESAKA Takao (Tottori Univ., Tottori, JPN) ,  BINTI CHE ABDULLAH Salmie S (Tottori Univ., Tottori, JPN)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 78  号： 11  ページ： 907-911  発行年： 2010年11月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新しいタイプの酸化物イオン伝導体を見いだすために,置換ペルブスカイト型酸化物の電気伝導を測定した。このケースでは,LaYO₃を斜方晶系で比較的大きい単位格子を有する基材として用い,新しい置換法を,酸化物イオンの濃度を増すために導入した。例えばLaY_1ーxZr_xO_3+x/2である。その結果,LaYO₃-系ペロブスカイト型固溶体が生成されたことが分かった。これでは基材に比べて酸化物イオン伝導の向上が認められた。典型的な試料はLaY_0.95Zr_0.05O_3.025であり,このイオン伝導率は1000°Cで1.2×10^-2Scm^-1であった。LaY_1ーxZr_xO_3+x/2の他の置換法でも類似の結果となった。これらの結果と更なる構造並びに密度の測定からすると,これらの相での電荷キャリアは格子間酸化物イオンによると見られた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *酸化ジルコニウム ,  *ドーピング ,  *ペロブスカイト型結晶 ,  *ランタン化合物 ,  *イットリウム化合物 ,  *イオン伝導 ,  *導体 ,  置換反応 ,  電気伝導 ,  電気伝導率 ,  斜方晶系 ,  結晶格子 ,  固溶体 ,  *結晶構造 ,  密度 ,  キャリア ,  格子間原子 ,  *イオン伝導体 ,  単位格子 ,  電荷キャリア

分類 (3件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  固体中の拡散一般  (BL06021L) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y)

引用文献 (26件)：

• ISHIHARA, T. Solid State Ionics. 1996, 86, 197
• SINHA, A. Electrochim. Acta. 2006, 51, 1184
• DIAZ-GUILLEN, J. A. Solid State Ionics. 2008, 179, 2160
• SHLYAKHTINA, A. V. Solid State Ionics. 2008, 179, 1004
• NAKAYAMA, S. J. Mater. Chem. 1995, 5, 1801

タイトルに関連する用語 (5件)： ZrO2 ,  ドープ ,  ペロブスカイト ,  酸化物イオン ,  伝導