抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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選抜育種したハマダイコンの生育特性を明らかにするため,栽培品種である‘耐病総太り’や‘辛丸’と比較する実験を行った。ハマダイコンの地下部生育は‘耐病総太り’と比較して遅いことが明らかとなった。また,12月収穫ではハマダイコンの全乾物重,地上部乾物重および地下部乾物率は‘耐病総太り’と比較して有意に高く,地下部乾物重は有意に低い値を示した。その結果,T/R比はハマダイコンで有意に高くなった。ハマダイコンの個葉光合成速度は強光条件下で大きく,比葉重も高かったことから,ハマダイコンは他の栽培品種よりも強い光を利用して光合成を行うことが可能であり,ソース能力が高いことが示唆された。以上の結果から,ハマダイコンは高いソース能力と低いシンク能力を有し,乾物生産特性は他の栽培品種と大きく異なることが明らかとなった。(著者抄録)