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J-GLOBAL ID：201002294215521121   整理番号：10A1023334

複数投影環境における投影像の空間周波数解析に基づくモデルベースボケ補償および影除去

Model-Based Blur Compensation and Shadow Removal in Multi-Projection Environment Based on Spatial Frequency Analysis of Projected Image

著者 (3件)： 長瀬百代 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  岩井大輔 (大阪大 大学院基礎工学研究科) ,  佐藤宏介 (大阪大 大学院基礎工学研究科)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan)
巻： 15  号： 3  ページ： 503-512  発行年： 2010年09月30日 
JST資料番号： L3202A  ISSN： 1344-011X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,位置や向きの異なる複数台のプロジェクタを用いて,複数投影環境における投影像の空間周波数解析に基づくモデルベースボケ補償および影除去手法を提案した。提案手法に関して,PSF(点拡散関数)の空間周波数解析に基づく投影像のボケ補償および影除去の手法を提案し,プロジェクタの選択,投影画素のPSFモデルとそのプロジェクタ選択への適用(画素内の輝度減衰を考慮したPSFモデル,プロジェクタ画像平面での処理),影除去手法の統合,異なるプロジェクタからの投影像の境界でのブレンド重畳,について論じた。提案手法の評価実験を行い,その中で,PSFの楕円長軸上の分散を比較するプロジェクタ選択手法の有効性確認実験,PSFの楕円短軸上の分散の計測,ボケ補償および影除去手法の動作確認,などの実験を行った。その結果,提案手法は対話型システムにおいて特に有効性が高いことを述べた。

シソーラス用語： *画像ぼけ ,  画像処理システム ,  *投影機 ,  投影法【図法】 ,  *画像補正 ,  評価試験 ,  分散【variance】 ,  会話型処理 ,  システム評価
準シソーラス用語： *プロジェクター ,  *影除去 ,  点拡散関数

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  表示機器  (NC06030Q)

引用文献 (19件)：

• BANDYOPADHYAY, Deepak. Dynamic Shader Lamps : Painting on Movable Objects. Proceedings of IEEE/ACM ISAR '01. 2001, 207-216
• LOW, K. L. Life-Sized Projector-Based Dioramas. Proceedings of ACM VRST '01. 2001, 93-101
• KONDO, Daisuke. Proposal of a Free. Form Projection Display Using the Principle of Duality Rendering. Proceedings of VSMM '02. 2002, 346-352
• GUPTA, Shilpi. The Universal media book : tracking and augmenting moving surface with projected information. Proceedings of IEEE/ACM ISMAR '06. 2006, 177-180
• PARK, H. Surface-Independent Direct-Projected Augmented Reality. Proceedings of ACCV '06. 2006, 2, 892-901

タイトルに関連する用語 (6件)： 投影 ,  環境 ,  投影像 ,  周波数解析 ,  補償 ,  影除去