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J-GLOBAL ID：201002296020677596   整理番号：10A0487946

ピアノによる1オクターブの上下行長音階演奏に対する熟達度の自動評価

著者 (4件)： 三浦雅展 (龍谷大 理工) ,  江村伯夫 (産業技術総合研 人間福祉医工学研究部門) ,  秋永晴子 (夙川学院短大) ,  柳田益造 (同志社大 理工)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 66  号： 5  ページ： 203-212  発行年： 2010年05月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ピアノを用いた1オクターブの上下行長音階演奏に対する自動評価について述べている。音階演奏の客観的な評価基準を求めるために,種々の音階演奏の5名の専門家による適切性の主観評価とその演奏のMIDI記録の関係を求めている。記録されたピアノ演奏に含まれる打鍵タイミング,打鍵強度(ベロシティ),及び押鍵時間長について,音階演奏に含まれる逸脱のスプライン補間曲線を求め,得られた曲線の特徴から,当該演奏の特徴を15のパラメータで表している。補間曲線は鍵盤に対する奏者の手指交差に基づいて求められている。得られた主観評価スコアはその適切性をLeave-one-out法によってオープンテストするために用いられている。評価データに対する評価スコアは,KL展開によって次元縮小を行った後にk近傍法によって求められている。音楽の専門家による評価値に基づいて,提案手法が音階演奏の適切性に関する主観スコアを適切に予測していることを確認している。(著者抄録)

シソーラス用語： *ピアノ ,  音階 ,  主観評価
準シソーラス用語： オクターブ ,  *楽器演奏 ,  自動評価 ,  打鍵 ,  音楽教育 ,  能力評価

分類 (1件)： 楽器音響  (BB03070Y)

引用文献 (17件)：

• 吉川茂. ピアノの音色はタッチで変わるか-楽器の中の物理学. 1997
• 大島千佳. ピアノ演奏における離鍵速度の重要性と特性に関する考察 (音楽情報). 情報処理学会論文誌. 2006, 47, 1546-1557
• 五十嵐茂. 演奏を科学する. 2003, 24-34
• GABRIELSSON, A. Music performance research at the millennium. Psychol. Music. 2003, 31, 221-272
• 三浦雅展. 四声体和声の音楽美を評価するシステム "MAESTRO". 音響学会誌. 2003, 59, 131-140

タイトルに関連する用語 (5件)： ピアノ ,  オクターブ ,  演奏 ,  熟達 ,  自動評価