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J-GLOBAL ID:201002296705472563   整理番号:10A0625886

脂肪酸のde novo合成はSynechocystis sp.PCC6803の高温への光合成順応に必要である

Synthesis of fatty acids de novo is required for photosynthetic acclimation of Synechocystis sp. PCC 6803 to high temperature
著者 (8件):
資料名:
巻: 1797  号:ページ: 1483-1490  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高温への光合成機構の順応における脂肪酸合成の役割を,II型脂肪酸シンターゼ系の重要構成分であるエノイル-(アシルキャリア蛋白質)レダクターゼFabIを野生型よりも低レベルに保持する藍藻類Synechocystis sp.PCC6803の変異体において研究した。この変異体は高温への細胞の耐性及び順応において顕著な障害を示した。すなわち,この変異体の光合成独立栄養増殖は40°Cで大幅に阻害された。さらに,増殖温度が25°Cから38°Cに上昇した時,変異体細胞は光化学系II(PSII)の熱安定性の高進を野生型同様に達成できなかった。野生型細胞をFabIの特異的阻害剤トリクロサンにより処理した時,PSIIの熱安定性の高進は阻止され,熱安定性の高進は暗所において及びクロラムフェニコールの存在で遮断された。チラコイド膜での脂肪酸合成の解析により,不飽和脂肪酸レベルは変異体と野生型細胞の間で相違せず,膜脂質での脂肪酸の飽和は温度上昇で熱安定性の高進を誘導しないことを示した。これらの知見から,蛋白質に加えて脂肪酸のde novo合成は,高温へのSynechocystis細胞の順化時のPSIIの熱安定性の高進に必要であることを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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微生物に対する影響  ,  光合成  ,  代謝と栄養 
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