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J-GLOBAL ID:201002298189398974   整理番号:10A0524103

高コレステロール血症患者においてピタバスタチンはレクチン様酸化低比重リポタンパク質受容体1リガンドを減少させる

Pitavastatin Reduces Lectin-Like Oxidized Low-Density Lipoprotein Receptor-1 Ligands in Hypercholesterolemic Humans
著者 (16件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 329-335  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: B0873A  ISSN: 0024-4201  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ピタバスタチンはアトロバスタチンなどと並んで強力なスタチンの1つであるが,ヒトにおける低比重リポタンパク質(LDL)に対する作用とLDL酸化に対する作用の関係については研究が為されていない。本研究では,高コレステロール血症患者におけるLDL-コレステロール(LDL-C)およびレクチン様酸化LDL受容体-1(LOX-1)に対するピタバスタチンの影響について検討した。脂質代謝異常薬を服用したことがないLDL-C濃度が160mg/dL以上の高コレステロール血症患者25人を対象とした。ピタバストチン(2mg/日)を6か月間投与すると,総コレステロール,LDL-CおよびLOX-1リガンドが低下した。トリアシルグリセロールの有意な減少が認められたが,高比重リポタンパク質コレステロールには変化がなく,高感度CRPおよび可溶性LOX-1にも有意な変化はなかった。ベースラインでは,LOX-1リガンドとLDL-Cあるいは可溶性LOX-1の間に有意な相関はなかった。LOX-1リガンドの減少はLDL-Cの減少と相関しなかったが,可溶性LOX-1の減少と相関していた。以上より,高コレステロール血症患者においてピタバスタチンは酸化ストレスのマーカーに対して有益な効果を発揮することが示され,LOX-1リガンドの血清中濃度はスタチン類の多面的効果の有用なマーカーである可能性が示唆された。
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分類 (1件):
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糖質代謝作用薬の基礎研究 
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