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J-GLOBAL ID：201002298230688089   整理番号：10A1043668

γ/γ′二相組織を有するNi-Co基多結晶超合金の粒成長モデル

A Kinetic Model for Grain Growth in a Polycrystalline Ni-Co Base Superalloy with γ/γ′ Two-Phase

著者 (5件)： 長田俊郎 (独立行政法人物質・材料研究機構超耐熱材料センター) ,  谷月峰 (独立行政法人物質・材料研究機構超耐熱材料センター) ,  袁勇 (独立行政法人物質・材料研究機構超耐熱材料センター) ,  横川忠晴 (独立行政法人物質・材料研究機構超耐熱材料センター) ,  原田広史 (独立行政法人物質・材料研究機構超耐熱材料センター)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 74  号： 10  ページ： 688-696 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： γ/γ′組織を有し,Co-Co₃Ti合金を適正な比率で添加するコンセプトに基づき,現用のディスク用鍛造超合金U720Liの耐用温度を上回るNi-Co基鍛造超合金(TMW-4M3)を開発した。本研究では,その結晶粒径,1次γ′相の粒子径および体積率に及ぼす溶体化熱処理(SHT)時間の影響を調査した。結晶粒成長挙動および1次γ′相の粗大化挙動を,それぞれZenerモデルおよびLifshitz-Slyozov-Wagner(LSW)の法則を用い整理し,本合金の粒成長速度式の構築を試みた。1次γ′相の体積率はSHT時間が増加するに伴い急激に低下し,その後ほぼ一定になった。本合金の粒成長挙動は,溶体化温度がγ′sub-solvus温度において,非平衡状態または平衡状態によらず,Zenerのピンニングのモデルで説明できた。

シソーラス用語： *超合金 ,  ニッケル合金 ,  コバルト含有合金 ,  クロム含有合金 ,  タングステン含有合金 ,  チタン含有合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  タービンディスク ,  金属材料 ,  *金属組織 ,  熱処理 ,  溶体化処理 ,  γプライム相 ,  体積率 ,  結晶粒度 ,  結晶粒粗大化 ,  数学モデル ,  成長速度 ,  ピン止め ,  Ostwald成長 ,  温度依存性 ,  走査電子顕微鏡 ,  相組成 ,  活性化エネルギー ,  Arrheniusの式
準シソーラス用語： 展伸材料 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  処理時間

分類 (1件)： 組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (42件)：

• 1) New Energy and Industrial Technology Development Organization: Report on manufacturing technology for high temperature turbine disk, (2006).
• 2) C. Cui, Y. F. Gu, H. Harada and A. Sato: Metall. Mater. Trans. A 36(2005) 2921-2972.
• 3) C. Cui, Y. F. Gu, D. H. Ping, H. Harada, M. Osawa and A. Sato: Metall. Mater. Trans. A 37(2006) 355-360.
• 4) C. Cui, Y. F. Gu, H. Harada and A. Sato: Metall. Mater. Trans. A 37(2006) 3183-3190.
• 5) C. Cui, Y. F. Gu, D. H. Ping and H. Harada: Metall. Mater. Trans. A 40(2009) 282-291.

タイトルに関連する用語 (7件)： 組織 ,  Ni ,  CO基 ,  多結晶 ,  超合金 ,  粒成長 ,  モデル