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J-GLOBAL ID:201002298566152764   整理番号:10A1754438

情報アクセスに基づく信念バイアス指標を用いた探究心育成手法の提案

Method for Cultivating ‘Inquiry-mind’ Using the Information Access-based Belief Bias Parameter
著者 (4件):
資料名:
巻: 130  号: 12  ページ: 2237-2248 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: S0810A  ISSN: 0385-4221  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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複雑な社会問題への適切な合意の形成には多面的な情報を批判的に捉え,偏りのない幅広い情報の獲得が必要である。情報を批判的に捉えるためには,批判的思考態度(CT態度)と呼ばれる態度が必要である。CT態度とは「どの情報を信頼し,行動するかに焦点を当てた,自分の推論過程を意識的に吟味する反省的な思考を働かせようとする意識」のことである。このCT態度はさらに論理的思考への自覚,探究心,客観性,証拠の重視という4つの因子に分類することが可能である。そして偏りのない幅広い情報の獲得には,「新たな情報を獲得したり,異なる考え方に興味を持とうとする態度」である探究心が必要であり,探究心を向上させることで,社会問題に対する社会的合意の質の向上が期待される。近年,情報技術を活用した探究心育成手法が研究されている。本稿では,具体的な探究心育成手法とその問題点について述べ,その問題点解消の手がかりとなる要因について検討した。従来の情報技術を活用した育成手法では,得られた情報を鵜呑みにしたり,自分の立場に不利な情報から目を背けるといった問題点から探究心育成に成果が出ていない。そこで,本研究では,従来の問題点を踏まえ,信念バイアスヘの気づきに着目した新たな探究心育成手法の提案を目的とした。そして信念バイアス指標を用いた探究心育成手法を提案し,その有効性を検証した。その結果,情報アクセスや情報の見方(観点)の偏りへの気づきが探究心の向上に影響を与えている可能性が示唆された。そして,評価実験の結果の分析に基づき,今後の探究心育成に向けた課題に関して,情報アクセスの観点から考察し,提案手法の効果的な利用に向けた実験設計を検討した。
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