抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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内部統制やコンプライアンスへの対応が企業の不可欠課題となり,至るところで様々な業務記録(ログ)を蓄積・管理することが求められている。しかし,ログの大規模化,多様化及び複雑化によって,従来の技術ではログの活用が困難になりつつある。このような問題を解決するために,三菱電機では統合ログ管理技術の研究開発に取り組んでいる。統合ログ管理技術の特長は次のとおりである。(1)高速処理。当社独自の高性能並列情報検索技術によって,大規模ログの高速処理を実現した。(2)一元管理。ログデータベースLDB(Log DataBase)によって,様々な形式を持つログやメール,文書,画像などのデータをそのままの形式で蓄積し,あらゆるデータの一元管理を可能にした。(3)順序関係/関連性管理。履歴追跡型ログデータベースHTD(Highly Traceable log Database)によって,RDBMS(Relational Database Management System)に代表される従来型データベースでは不可能であったイベントの間の時系列的な順序関係や関連性の管理を可能にした。本稿ではまずログ管理の現状と課題を述べ,次に当社が開発した統合ログ管理技術について述べる。また統合ログ管理技術の応用事例として,セキュリティログ管理システムや製造トレーサビリティシステムについて述べる。(著者抄録)