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J-GLOBAL ID:201002299596094854   整理番号:10A1027109

高分子担持リン脂質二分子層の洗浄剤媒介形成

Detergent-Mediated Formation of Polymer-Supported Phospholipid Bilayers
著者 (7件):
資料名:
巻: 26  号: 18  ページ: 14600-14605  発行年: 2010年09月21日 
JST資料番号: A0231B  ISSN: 0743-7463  CODEN: LANGD5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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担持リン脂質二分子層の調製は多くの方法が知られているが,種々の脂質組成の異なる担持表面への担持二分子層の形成,および膜蛋白質取込みは多くの課題が残されてている。そこで新しい担持二分子層形成手段として洗浄剤としてのn-オクチル-β-D-グルコピラノシドを用いる媒介法を研究した。先ず,PEG-2000の両末端を1,2-ジオクタデカノイル-sn-グリセロ-3-ホスホエタノールアミンとN-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)で官能化したDSPE-PEG-NHSの水溶液に,シラン化したガラス基板を浸漬して官能化した。次に,このガラス基板を脂質-洗浄剤ミセルとインキュベーションした後,ベシクル水溶液での洗浄により洗浄剤を除去した。この方法によりリン脂質の流動平面二分子層を得ることができた。拡散係数はベシクル融合によりガラス上に形成した担持二分子層と同様であった。ベシクル融合では流動構造を得ることができないため,洗浄剤は高分子担持二分子層を生成するために必須と考えられる。カルシウムイオン不存在下ではアニオン性リン脂質は流動二分子層の付着を阻害するのに対して,カルシウムイオン存在下では10~20mol%のアニオン性脂質を含む脂質混合物から完全な流動性を持つ担持二分子層が得られた。アネキシンVの結合により,バルクに面したリーフレットへのアニオン性脂質の導入が確認された。
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