特許
J-GLOBAL ID:201003006451523532

核医学撮像装置およびその初期散乱位置判定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 磯野 道造 ,  多田 悦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-159618
公開番号(公開出願番号):特開2010-002235
出願日: 2008年06月18日
公開日(公表日): 2010年01月07日
要約:
【課題】十分短い時間分解能をもっていない半導体検出素子を放射線検出素子に用いたことにより、タイムウインドウをあまり狭めることができない場合でも、エミッション撮像時における偶発同時計数(ランダム)の影響を抑制することにより、画像のS/N比を向上させることができるPET装置を提供する。【解決手段】検出器領域4B内の放射線検出器により検出された、検出イベント群特定領域73内の複数のイベントの内、開口部の中心軸に最も近いイベントを選択し、このイベントの検出エネルギー及びこの検出エネルギー誤差を基に、このイベントに係る推定散乱角とこの推定散乱角の角度誤差とを推定する。更に、このイベントの検出位置、前述の推定散乱角と角度誤差を基に、このイベントの検出位置が初期散乱位置であるか否かを判定することで、初期散乱位置でないイベントが初期散乱位置として処理されるのを防ぐ。【選択図】図7
請求項(抜粋):
被検体の体軸に近い位置に体軸に平行に設定した中心軸の法線方向に沿って設置され、かつ、前記中心軸の周方向にも配設され、前記被検体からのγ線を検出する複数のセンサを有するγ線検出器と、 前記センサがγ線を検出した際に出力するγ線検出信号に基づいて、各センサが検出したγ線のエネルギー及びγ線を検出したセンサの位置である検出点を決定する信号処理装置と、を備え、 近接する複数のセンサのそれぞれから、同時に複数のγ線検出信号が出力されると、決定したそれぞれのエネルギー及び検出点を用いてγ線の初期散乱位置を判定する、核医学撮像装置における初期散乱位置判定方法であって、 前記信号処理装置は、 前記検出点のエネルギーとコンプトン散乱角との対応関係を示す第1の対応関係情報と、前記センサにおけるエネルギー誤差をパラメータとした前記検出点でのエネルギーとコンプトン散乱角の角度誤差との対応関係を示す第2の対応関係情報を有し、 前記信号処理装置は、 前記検出点におけるエネルギーと前記第1の対応関係情報とに基づきコンプトン散乱角を求め、 前記センサにおけるエネルギー誤差と前記検出点におけるエネルギーと前記第2の対応関係情報に基づきコンプトン散乱角の角度誤差を求め、 前記求めたコンプトン散乱角と前記求めたコンプトン散乱角の角度誤差と前記検出点の位置とに基づき前記初期散乱位置を判定すること を特徴とする初期散乱位置判定方法。
IPC (1件):
G01T 1/161
FI (2件):
G01T1/161 C ,  G01T1/161 A
Fターム (7件):
2G088EE02 ,  2G088FF07 ,  2G088GG21 ,  2G088JJ02 ,  2G088KK29 ,  2G088KK35 ,  2G088LL13
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 放射線検査装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-368062   出願人:株式会社日立製作所
  • 核医学診断装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-057522   出願人:株式会社東芝
  • PET検査装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-059414   出願人:株式会社日立製作所
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